1月13日から宿を休館して、長野へ二泊三日の旅行に行ってきました。
オープンしたときから、閑散期のこのあたりを休館にすることは決めてましたが、長野を目的地にしたのは1月12日の夜。
二年くらい前に宿泊させてもらってから、なんどか宿の開業やら運営やら相談させてもらっていた1166バックパッカーズに久々に泊まりたいと思ったことと、1166さんのツイッターなどでスノーモンキー(温泉に入る猿)の情報などを見ていて、ずっと行きたかったので、急きょ思い立ち長野旅行をすることに。
宿の空室情報を見るとベッドは空いてそう。
1166さんに電話をしてみると、当初1/14一泊の予定だったが、1/15の夜に宿から電車で一時間行ったところの野沢温泉で道祖神祭り(火祭り)http://www.nozawakanko.jp/spot/dousozin.php
が行われるという情報を教えていただき「じゃあ、二泊します」とあっさり予定変更。
翌日、掃除が終わりコンビニでバスのチケットを買おうとしたらまさかの満席。
京都←→長野市間のバスは二社。アルピコ交通とながでんバス。
アルピコ交通
http://www.alpico.co.jp/access/express/nagano_osaka/
京都深草13:53発、長野駅19:34着の昼便
京都駅23:10発、長野駅6:42着の夜行便
片道6,100円 往復10,000円。
昼便に乗れないことはなかったが、お客さんの荷物預けの引き取りがあったのでNG。夜行便は満席。
次に長電バス(ながでんバス)
http://www.nagadenbus.co.jp/highway_ex/osaka_new.html
京都駅22:35発、長野駅6:23着の夜行便。
片道6,000円 往復10,000円。
こちらも満席。
1/13は、三連休の最後だし成人式がある日なので無理もない…。
しかたがないので、一端夕方京都駅からJRバスで名古屋駅へ行き、実家に一泊。そして朝にJRに乗り、多治見から特急で長野駅に行くことに変更。
そんなこんなで1/14の11amころに長野駅に到着。
道中、家から持ってきていた沢木耕太郎著「凍」でクライマー山野井さんのドキュメンタリー小説を読みつつ、車窓の美しい雪山を眺めていたので気分が高揚していた。
駅のインフォメーションで野猿公苑の情報を簡単に聞く。荷物預けに徒歩で1166BPへ。
日陰に雪が残る道を通って15分で「1166バックパッカーズ」に到着。
オーナーのオリエさんが迎えてくれた。
野猿公苑のことを伝えると、すっと的確な情報を教えてくれた、流石である。
長野駅では、長野駅→上林温泉口の片道1300円のバスの情報しか教えてもらえなかったのに、「楓の湯クーポン」1500円というものがあることを教えてくれた。
権堂駅(宿から徒歩10分ほど)から電車で湯田中駅への往復電車券、それに加え湯田中駅すぐにある楓の湯という温泉の入場券つき。http://www.nagaden-net.co.jp/webstation/ticket/maple.html
湯田中駅から地獄谷野猿公苑近くの上林温泉口へのバス代280円を考慮しても、ちょっと値段設定おかしいのではと思うほどの驚異的な安さだ。
しかも自分が権堂駅に着いたときに、ちょうどやってきたのは特急。これにも追加料金なしで乗れた。
1166BPのオリエさんは、僕たちの目的地を聞いて、さらに権堂駅の発車時間との兼ね合いでお昼ご飯を食べる時間がないことも判断し、宿から徒歩1分の小川の庄という店でおやきを買ったらどうか?という提案。そしてこのクーポン利用の提示。実際そのように行動し無駄なく列車に乗れ、車内で地元食のおやきも食べれた。
スノーモンキー号という列車に大きな猿の写真が貼られた列車に揺られ、13:00湯田中の駅に到着。タイヤにチェーンがつけられたおんぼろのバスに乗り、なんか遠くに来たことを実感する。
13:25頃 上林温泉口に到着。少し歩き猿座(enza)というお店でサツマイモの天ぷらを買い食べながら地獄谷野猿公苑に向かう。
長い雪道を歩き14:15、チケット売り場に到着。入場料500円。
チケット売り場から少し歩くと、歩道のそばに普通に猿がいる。また歩くと温泉が見えてそこにたくさんの猿が温泉につかってる。
そしてその周りを観光客が取り囲んでる。
距離が驚くほど近い。近くで写真を撮りまくってるが猿たちは全く気にもしていない様子。
見ていて楽しかったのが、(おそらく温泉のお湯が通っている)温かいパイプのそばで遊んでいる子ザルたち。なんども取っ組み合いのけんかというかじゃれている。写真を撮ってると二回ほど足に飛びつかれてビビった。じゃれあいはずっと見ていられる。結局一時間ほどいて15:10頃、後ろ髪引かれながら帰る。
行きに下りた「上林温泉口」のバス停の次の発車時間が16:33となっていて30分ほど時間をつぶさなければと思いつつ向かってると、その手前の「上林温泉」のバス停が16:10発の便があるのを発見。5分ほど待つだけで乗れた。
湯田中駅に到着し、駅のすぐ裏の「楓の湯」へ。外には足湯があり、そこは無料で利用できるようだ。
通常300円のところだが、クーポンで利用。長野駅へ帰る時間をチェックし中へ。温泉内は自分以外に三人ほど、露天風呂は結局自分だけ終始独占。いい湯でした。
17:12発の長野駅行きに乗る。
権堂駅で下り、イトーヨーカドーで少し買い物。
アジアンナイトマーケットで夕食。店内は雰囲気抜群。量は少なめだが美味しかった。
宿に帰ると、すでに外国人ゲストさん同士が盛り上がってた。預けた荷物を回収しドミトリーに案内される。前回泊まった時は手前の二段ベッド一つの方の部屋だったが、奥の二段ベッドが3つある部屋へ。
まずは共有ルームで、ノートパソコンで自分の宿の予約処理。
ラウンジでの容赦ない英語の会話の応酬には入る勇気はなかったが、一人日本語が話せるショーンさんというアメリカ人と出会う。彼はなんと京都の宿ひつじ庵のご近所に住んでる。彼は面白い経歴を持っていて話が盛り上がる。
ここの宿泊客の何人かは明日は野沢温泉で宿泊をする。このショーンさんと僕たちは、祭りを途中で切り上げて長野市まで帰ってこなければいけない。ショーンさんはすでに祭り会場そばから戸狩温泉駅までのタクシーを予約している。それに便乗させてもらうことに。さらにショーンさんは日本の携帯を持っている、確実に連絡が取れる。ありがたや。
ここ1166BPは今日は満床のようだ。リピーターさんやご近所のお知り合いさんなども遊びに来ており、この宿の人気とオリエさんの人徳などがうかがえる。オーナーのオリエさんもゲストさんのさまざまな要望を聞いたり、トークに混じったり、僕たちにもなんどか声をかけてくれたり、そのゲストとの距離感など、さすが手馴れてる感じで勉強になる。
23:00過ぎたころ、各々が明日に備えて部屋に戻っていく。自分も歯を磨き、ベッドに入るとあっという間に夢の中へ。