8月25日(1日目) 関空→札幌(モエレ沼公園・羊ケ丘公園)
なんどか そばをスーツケースをガラガラと運ぶ音で目が覚めるが、ウダウダゴロゴロ。
5:00amにむくりと起床。
あらかじめ買っておいたパンで朝食。トイレを済ましてジェットスターのチェックインカウンターへ。
カウンターの前に何やら機械が。おそらくチケット発券だろうと近寄り操作。メールはスマホで見れるので、番号などを入力して往路と復路の搭乗券を発券。
預ける荷物にノートパソコンが入っているので重め、チケット購入の時に追加料金をあらかじめ払っていたのでスルー。事務的な態度のスタッフ、そりゃ笑顔やフレンドリーさを出しても何も変わらない仕事ってこうなるわなぁと。
金属検査と手荷物検査を通る。
飛行機に乗るのは、2007年にヨルダン・イスラエル・エジプト旅行に行った時以来、8年ぶりとなる。この手荷物検査や動く歩道を歩いているあたりから、旅をしていた感覚がよみがえる。
5:30に搭乗口に着くと、もう搭乗が始まっていた。そこの列に並ぶと遠くに自販機が見えた。
ここでミスをしたことに気が付く。液体の持ち込みがダメと思っていたがペットボトルはちゃんと検査を通せば持ち込めるのに先ほど預けた荷物に入れたまま。ちなみに飛行機内で読もうと思っていたガイドブックも入れたまま…。後悔先に立たずなのでそのままバスへ。搭乗のチェックは自動改札みたいなものではなくコンビニレジのバーコードリーダーのようなものなのね。久々の飛行機、少し浦島状態。
バスで飛行機まで移動。
5:40飛行機の中へ。席は通路側。隣はお父さんとその子供。機内は少し空席もある。8月とはいえ終盤なのと朝一の便だからな、おかげでこんな直前でもチケットが取れた。
飛行機が動き出し、ひさびさのテイクオフにドキドキ。しかし窓側に座っている男の子はとくに窓からの光景に興味もなくクール…。もう慣れてるんだねその歳で…。
はじめてのLCC、一応機内サービスでワゴンは引いてくるのね(有料のもの。メニュー表に簡単なフードが載っている。)あんなの時間と労力の無駄だと個人的に思う。
後にゲストさんで空港の機内食の会社ではたらいている人に聞いたら、かなりの量毎日捨ててるんだそうな…。LCCは完全廃止でいいんじゃないの?
一人トイレに行ったおじさんが倒れて一瞬だけ機内の後部がざわつくが、ただのめまいだったようだ。
定刻通り、札幌 千歳空港に7:55AM着。
北海道初上陸。思ったより暖かい。
荷物を回収。空港内には飲食店がすでにオープンしていたがはやる気持ちを抑えられず電車へ。
8:16快速エアポート乗る(1,070円)。
札幌駅到着。朝食としてパンを買う。
ゲストハウス縁家さんのホームページの案内に従い、地下鉄と市電の乗継券290円を購入。
市営地下鉄南北線「さっぽろ駅」8:57発。「すすきの駅」で降りて地上に出て市電の駅を見つけて、市電に乗り「山鼻9条駅」で降りる。
アクセスマップに従い「縁家」のあるマンションへ。ここ「ゲストハウス縁家」さん マンションの中にあるゲストハウス。ここは自分がゲストハウス開業を考えていた時から噂をよく耳にしていたし、ブログなどの開業日記などを読んだことがあり知識だけはあった。
実は自分のゲストハウスひつじ庵をオープンするときに、京都の知り合いや今まで宿泊していたゲストハウスオーナーさんに連絡してオープンについてツイッターなどで告知してもらえないかとお願いしたが、反応してくれたのがここの縁家さんだけだった(他はみんなスルー…あぁ自分には人徳ないんだなと再確認だったが…)。
(本人はこんなことはすっかり忘れているわけだが)この恩があったので札幌に来た時には必ずここに泊まろうと決めていたのだ。
ちょい古めのマンションの二階、階段を上りエレベーターを回り込んだ廊下の先に大きな看板が。なんかシンガポールとかフランスとかイタリアで泊まった安宿がこんなんだったなぁ。
扉を開けると、歯を磨いている女性スタッフと目が合う、オーナーさんを呼んできてくれた。写真で勝手に拝見したことがある(自分の中では)有名人がそこに。ゆきねぇさん。
自分が京都のゲストハウスのオーナーと伝える。
北海道についてはほとんど知識が無いのだが一つだけ行きたいところがあった、積丹半島の神威岬。15年くらい前にペナルティのワッキーがまだあまり有名じゃないときに名古屋のローカル番組のワンコーナー「地名しりとり」で来ていたところ。その美しい光景がずっと心に残っていた。ネットでいろいろ調べてもイマイチピンとこない。ここで行き方を聞いてみたかった。
聞くと9:15分の札幌ターミナルから出るバスがあるが、今からでは間に合わない(札幌駅に着いた時点でわかっていれば間に合ったが時すでに遅し)。次は小樽駅発で12:00発となる。小樽でも少し観光を考えていたのでこれだと小樽→積丹半島(神威岬観光)→小樽で15:55到着となりちょっと厳しい。せっかく今日は天気がいい日なのだが明日にまわすことに。
今日はモエレ沼公園に行くことにする。これは昔建築の授業で先生が絶賛していたところだ。
歩いて「山鼻9条駅」に乗り「すすきの駅」へ。降りる際に乗継券290円購入。市電東豊線「豊水すすきの駅」まで歩き地下鉄に乗る。10:36「環状通東駅」で降りる。改札が通れず追加料金で50円払う。
バス乗り場へ行き、10:45発の中沼小学校通行きに乗る(210円)。
11:13モエレ沼公園着。道の反対側のバス停に行き時刻表を写真に撮る。
味気ない門を入り中へ。同じように来た観光客が他に4人くらい。しばらく進むと右手にガラスのピラミッドが見えてきて左手に大きな芝生の山が見える。
まずはピラミッドの一階部分へ行きここの公園のマップをゲット。建物の上も行けるようだが後回し。
芝生の山の名前は「モエレ山」というそうだ。初めはきつそうだったが意外に簡単に昇れた。
公園の全景が見渡せる。結局頂上で30分くらい まった~り。
階段の方から降りて「テトラマウンド」へ。
それから階段状になっている山「プレイマウンテン」へ。
ここの頂上でもまった~り。「モエレビーチ」で子供連れの家族の微笑ましい光景をぼんやりながめて再び「ガラスのピラミッド」へ。
グッズ売り場はイサム・ノグチの有名な照明など。上階のイサム・ノグチに関する展示室へ。
展示室の内容は簡単なものだが、それよりもステンレスの手すりなどの金物関係のディテールが素晴らしい。階段手すりなんて現場でアルゴン溶接させている、結構お金と手間をかけてるなぁ。屋上に登り外へ。屋上の笠木などの納まりもなかなか素晴らしい。いい建物だと思う。
ちょうど噴水の時間なので「海の噴水へ」物凄い勢いで水が噴き出している。何か変化があるかと思ったら10分くらいそのままなので撤退。
結局この公園に二時間半いたな。のんびりしすぎ。
13:44のバスに乗る(210円)。このバスに乗っているあいだスマホでスープカレーの有名店などを調べる。
この後の行先は全く考えてなかったがガイドブックに「さっぽろ羊ケ丘展望台」を見つける、距離も適度な場所にありクラーク博士の有名な像がある。ひつじもいるようなのでこれはネタ的に行っておくべきだろう、ひつじ庵のオーナーだし。
14:10「環状通東駅」着。地下鉄に乗り「福住駅」へ(290円)。
外に出て14:50「羊ヶ丘展望台」行きのバスに乗る(210円)。
15:10「羊ヶ丘展望台」着。入場料 520円を払う。雲一つない快晴。像の前で記念写真屋が順番で記念写真を撮っている。「ひつじー」って言わせたりしている。一人で来ている自分はそれを横目で見ながら人が離れた瞬間に色々な構図でパシャパシャ。羊の姿が見えない。
像の右奥に人がいるので近づくといた、やる気のない羊たちが。ガイドブックには広いエリアに放牧しているような写真だったけど…。木の陰になっていてイマイチ良い写真が撮れない。
お土産売り場へ行くと、ひつじ関係のグッズがどれも可愛い。トートバッグは少し高いので、その代わりクラークと羊のセットの置物をゲット。ソフトクリームを多くの人が食べててそそられたがバスの出発に間に合わないので泣く泣くバスへ。
15:40札幌駅行きのバスに乗る。
結局朝にパンを食べてから何も食べてない。北海道に来て自分の中でのノルマはスープカレー・ラーメン・ジンギスカン・海鮮ものを食べること。お腹が空いているのでまずはスープカレーのお店を探す。
良さげな店は結構火曜日が休み。色々調べて見つけたのが「スープカレーイエロー」というお店。チームNACS御用達の店らしい。
バスは札幌駅に向かうバスだが大通公園で下車。そこから歩いてお店へ、16:20着。
カレー屋らしからぬおしゃれな店内。野菜カレーとラッシー。15分程度待たされ料理が登場。スープカレー初体験。野菜がゴロゴロしていて嬉しい。
会計の時にスタッフさんに、チームNACSが良く来ると聞いてきましたと言うと、「昔からよく来てくれますねぇ」と、そこでさらりと退店してしまったが、結構フランクな雰囲気のスタッフさんだったのでどうでしょうのスタッフやミスターも来たりするのかなど突っ込んで聞けばよかったと後悔。17:10お店を出る。
すぐテレビ塔があるので歩いていく。そこから歩いて時計台へ。うん、これが日本三大がっかりの一つか。そういうほどがっかりではないんじゃないのと程度。内部が資料館になっているようだがちょうどクローズしたばかり。残念。
そこから札幌駅前通りに行き地下へ。ここは駅からずっと地下道がつながってるらしい。雨の日とか便利だなぁ。といってもあまり面白くなかったのですぐに地上に上がり狸小路の交差点から再び地下へ。
朝 「縁家」でどうでしょうグッズはどこで手に入るのか聞いていた。その「HTBショップ」がここにある。そのテレビ局の公式ショップなのだが多くが「水曜どうでしょう」グッズか「onちゃん」グッズで占められている。onちゃんのストラップをゲット。そこから 札幌の歓楽街すすきのを 見るために少し遠回りをして歩く。こんな町の中心に風俗店がひしめいているって凄いな。大通り公園だったりテレビ塔だったりそういう街のつくりも含めて名古屋の栄周辺と似ているなぁ。時間が早めなのもあるかもしれないがあまり怖い感じはしない。
18:45 縁家に到着。奥のバルコニにいたゆきねぇさんが出てくる。館内の説明のあとドミトリに案内される。二段ベッドではなくその脇のマットの寝床。あらかじめシーツなどがセットしてあるのが嬉しい。これはゆきねぇさんの手作りだそうだ。昨日は関空で一晩明かし、ひさしぶりの飛行機に乗り、モエレ沼公園、羊ケ丘公園、そして歩いて宿まで、ヘトヘト。ノートパソコンに写真を入れたり、入ってきた予約の処理などを1時間半ほど。
作業が終わって共有ルームへ、ゆきねぇさんと連泊の年配の方がいた。年配の方はお仕事ですでに数泊している様子でマンガを読みふけっている。ゆきねぇさんとゲストハウストーク。今回の旅は「ラーメン・スープカレー・海鮮もの・ジンギスカン」を食べることだけは目標にしてきた。それぞれのお勧めのお店をきく。
台湾ゲストさんが帰ってきて、その案内などの様子をみる。ゆきねぇさんの軽快なやりとりとお勧めの場所への紹介の仕方など、凄く興味をひく話し方をするので予定が無くても行ってみたくなる。
シャワーを浴びて、24:00頃就寝。