8月27日(3日目) 札幌市内ゆっくり観光
8:30頃、むくりと起きる。センスのいい家具が置かれ朝の光が心地いいリビング。4人ほどのゲストさんとスタッフさん二人(男性の方のスタッフさんはどこか旅行に行くようですぐに出かけた)。
ここ「TIME PIECE APARTMENT」さん、簡単な朝食が付いている。タッパーの中に食パンが用意されており、ジャムやマーガリンなども。珈琲はスタッフさんが入れてくれる。ここのオーナー ジンさんは、別の場所でカフェを経営している。このリビングで焙煎機が置かれており、ここで豆を焙煎してるそう。そのカフェで出される珈琲を起きてすぐにこのリビングで味わえるんだから嬉しい。女の子のスタッフさんが入れてくれた。ほんわかして人当たりが良い女の子。すでに他のゲストさんと打ち解けていていい空気ができている。
雑誌BRUTUSの珈琲特集の本を読みながら朝食。札幌に着いてから二日間ハードだったので、今日は予定なし、ゆったりデーと決め込んでいる。
結局この素敵なリビングでゆっくりしてしまい、10:00頃になったので部屋に戻りパッキング。シーツ類を剥がして下に降りて指定のカゴに入れると、そこに見たことのある人が。オーナーのジンさんだ。今日はコーヒー豆の焙煎の日らしくて、こちらに来ていたところだった。普段はゲストハウスはスタッフに任せているようで、昨日は逢えなかった、そうならばとジンさんの経営するカフェに行くことも考えたが、その焙煎の日で昼過ぎにこちらに来る予定となっており、会えないかもと思っていたのだが。
リビングに行き、色々ゲストハウストーク。初めて会ったのだが、話しやすくてすぐに打ち解けた。
札幌の最近のゲストハウス情勢や客層やゲストハウスあるある等等。なんだかんだで1時間半も会話をしていた。最期に記念写真を撮り、荷物を預け、お別れ。
まずは、すすきの方面に歩き、明るい歓楽街を歩き、ランチのお店を探す。最初はまだ食べていないジンギスカンの店を狙っていたが、まだ営業時間外のところがほとんど。なので再びスープカレーにすることに。縁家さんで薦められていた「侍」へ行くことにする。
グーグルマップを表示させるが二回ほど通り過ぎる、入口が分かり辛い。二階に上がる。野菜カレーをオーダー(1350円)。
結構時間がかかったが出てきたスープカレーは見た目・味・ボリュームともに最高だった。昨日のお店よりもこちらのカレーの方が好きだなぁ。京都に出店してほしいくらいだ。
お店を出て再びだらだらと町中を歩く。
天気が悪い、まったりデーと決め込んでいたのもあるが、あまりテンションが上がらない。札幌の街は名古屋の街の構成も雰囲気もよく似ている。
今朝ゲストハウスで読んだガイドブックで良さそうだった道庁旧本庁舎へ。
明治期に建てられた立派な赤レンガの建物。内部は資料館になっている。
ここで非常にこころ動かされたのが樺太関係の展示。終戦前後ソ連の侵攻があるまで日本の領土であったことは知識としては知っていたが、あそこまで本格的な町が各地に存在していたということなど考えもしなかった。パネルに書かれている説明は知らないことだらけだ、そこには住宅がありお店があり学校もあった、あたりまえの日常がそこにはあったのだ。あまりにも自分は知らなさすぎで恥ずかしい。
ここで韓国人の20人ほどのツアー客が、ガイドがパネルの前でさらりと説明している、ここで韓国語が理解できていたら結構面白いだろうなと思った、韓国人は全く興味なさそうにすたすたとその部屋を去っていった。
見学を堪能しすぎた。北上しJR札幌駅を超え北海道大学へ。敷地の中に入りクラーク博士の銅像を撮ったり。少し楽しみにしていた恐竜の骨の展示がある博物館(?)は工事中でみれなかった。ガイドブックでみたポプラ並木は天気が悪いせいかイマイチだった。
とくにあとはやることが思いつかなかったがマップに「札幌市資料館」があったのでそこに行くことに。先ほどの道庁旧本庁舎が素晴らしかったのでもっと北海道の事が知りたかったからだ…しかし、結構距離があってわざわざいったのに、ショボすぎてがっかり。
ここで、そうだっ、最近札幌はゲストハウス開業ラッシュだ…いくつか見学兼挨拶に行こうと思い立ち、スマホで調べる。近くに365さんがあるらしい。ここのドミトリーがネットの写真を観てユニークだったので観てみたかった。
そこに向かっていると「STAY」さんが、ここはビルを改装してかなりのベッド数でオープンしたと話題になったところだ。まずはこちらにお邪魔することに。
エレベーターで上がってフロントへ。突然の訪問だったが、女性スタッフさんが館内を丁寧に案内してくれた。広くてきれいな共有ルーム、ベッドは作り付けのものでがっちりしている。上層階にまた共有ルームがある。
比較的オープンは新しいのだが、数カ月は経ってるはず、しかしゲストハウスで不可欠と思われる注意書き等がなかった、ウチのひつじ庵の様に小さくて音が響き、和風建築独特のローカルルールなどで色々 注意事項を伝えなくてはいけないところと違い、こういうところはあまり張り紙など必要なくやっていけるのだろうか。どこも綺麗で掃除も行き届いている。
一人旅でというよりも友達同士やグループで来てみたいところだと思う。最期に男性の上司?の方も挨拶をしてくれてなんだか恐縮、案内していただいてありがとうございました。
続いて、すぐ近くの365さんへ。
二階に上ると男性の二人のオーナーさんが対応してくれた。共同オーナーらしい。隣の適度な広さで居心地がよい共有ルームに案内されゲストハウストーク。二人とも気さくな人であれやこれや結構赤裸々な話までしていただいて楽しかった。40分くらい話していただろうか。
ドミトリーの部屋はゲストさんがいたので入るのを遠慮して、後で写真を撮ろうと思っていたが話が盛り上がって結局そのチラ見するだけのみとなってしまった。
少しだけ接客しているところを観ることができたが、ゲストさんとの距離が近く、居心地良さそうなところだなぁと。
突然の訪問で時間を割いていただいてありがとうございました
そのまま南下してジンギスカン屋で先に夕食を食べてから宿に向かうつもりで歩いていたのに、いつの間にか足がすすきのから離れて宿の方に向かっていた。このまま「TIME PIECE APARTMENT」さんへ行き、荷物を回収。ジンさんはちょうど焙煎を終えて離れていたあとで最後に挨拶するのはかなわなかった。
今日の宿「JIMMYZ BACKPACKERS」さんに向かう。
19:04 ここから徒歩圏内。にぎやかな繁華街から少し離れた一軒家に到着。
中に入るとオーナーのジミーさん、ツイッターでフォローしていて、ツイートは読ませてもらっていたが本人の顔をみるのは初めてだった。ゲストハウスひつじ庵とつげると名前だけは知ってくれていたようだった。
館内の案内。ドミトリーのベッドにはあらかじめシーツが敷かれている。ベッドの上の手作りのタオルかけが嬉しい。一階に降りてしばらくゲストハウストーク。ここもおひとりで運営されているらしい。
昨日 一昨日と泊まった「縁家」さんと「TIME PIECE APARTMENT」さんと同様、北海道では老舗、北海道の各ゲストハウスさんたちは交流も活発でお互いいろいろ情報交換などしているようだ。
30分ほどトークした後、まだ北海道で食べておくべきもの…最後のノルマ…ジンギスカンを食べる使命が残っているので、少し腰が重いが出かける。
ひつじ庵オーナーが北海道まで来て羊の肉を食べないでどうすると自分に言い聞かせる。
すすきのの「だるま4・4店」へ。どのゲストハウスさんにお勧めのジンギスカン屋を聞いても「だるまでいいんじゃない?」との答え。どの店も提供の仕方が違えどあまり味に差はないからとりあえず有名店で食っとけってことらしい。
10人くらいが並んでいただろうか。自分が待っている間も後ろに人が増えていく。意外に進むのが早く15分ほどで席に座れた。後ろに大きなロッカーがあり荷物が入れられる。システムがわからず戸惑うが定員さんに聞かれるがまま注文。ジンギスカンは確か子供の頃に子供会の遠足?みたいなものでみんなで食べた記憶があるが、ほぼ初体験と言っていい。
ウーロンハイとジンギスカンを注文(2430円)。玉ねぎをこんもり手際よく並べられる。肉はセルフで載せていく。周りの人を観てそれにならう。肉を食べる…旨し、肉は全然臭みがない、玉ねぎはまだ固い。周りがご飯を食べてるので、ご飯(小)を注文。たれの付いたお肉をごはんにバウンドさせて食べる。ご飯も進む。
隣に韓国人女性二人が座っておどおどしていたので、先ほどまで自分がジンギスカン童貞だったのにもうすでに先輩風を吹かせてちょっとやり方を教える。玉ねぎも肉汁がしみて美味しくなってきた。お腹はそれほど空いてなかったのだが、肉が美味しくて、もう一皿注文。満足満足。やはり来てよかった。
宿に帰り、再びジミーさんとゲストハウストーク。ウチと同様に1人で運営されているので運営に対する考え方やスタンスなどとても参考になった。長い時間感謝感謝。
二階のドミトリーに入ると、どうやら同室のメンバーは台湾?の家族のようだ、ちょうど寝るところだった様子。
すぐに就寝。
→京都から行く北海道札幌 三泊四日の旅(4日目)(次の日)はこの下↓
8月28日(4日目) 札幌→関空→京都
7:20am 起床。PCをもってリビングへ。オーナーのジミーさんは起きていた。いつもこの時間に起きているんだろうか、それとも私の出発の為に起きてくれたのだろうか。
PCで予約処理をしたいがWifiの設定がなんどやっても上手くいかない。以前 四国のゲストハウスでもつながらないことがあった。このあたり何がいけないんだろう…。しかたなく携帯のデザリングでつなげ、簡単な予約処理。結構な時間をとってしまった…。
8:15am 「JIMMYZ BACKPACKERS」を出発。
地下鉄の「豊水すすきの駅」へ行き、札幌駅へ。
8:40am 札幌駅発、JR快速エアポートに乗る(1,070円)。
9:09am 千歳空港着。
空港についたところでお土産物売り場が広がっている。じゃがぽっくるは売り切れ。ロイズのチップスにチョコがかかっている奴が以前食べて美味しかったのでそれを京都の大家さんへのお土産に購入。
チェックインを済ます。今度はお茶は手持ち鞄の中。荷物を預け、待合ロビーへ。珍しく時間的に余裕がある。
搭乗、こんどは窓側、札幌10:35am発。
天気が良く、ほとんどの時間、窓の外を観て過ごした。
関西空港12:45am着
リムジンバスの乗り場へ。行きの時に往復チケットを買ったのでそのまま乗車。
15:01 烏丸御池のバス停着。
歩いてひつじ庵へ。
北海道の旅、無事終了。
お世話になったゲストハウスのオーナーさん、スタッフさんありがとうございました。
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