■はじめに
こんにちは、京都のゲストハウスひつじ庵のオーナーの のり(@hitsujian) です。
2015年6月15日に京都トレイル東山コースの伏見稲荷から哲学の道までのコースを歩きました。その模様はブログに残してます。(→【京都一周トレイル】東山コースを歩いてきました)
その後(いつかは忘れましたが)、哲学の道から、比叡山までのコースを歩きました(ブログはまだ)。
そして2016年5月8日、今回はその続き。比叡山のケーブルカーを降りたところから、大原、鞍馬を通り叡山電鉄「二ノ瀬」駅までの「京都一周トレイル 北山東部コース」を歩いてきました。
結果から先に書くと
「北山1」比叡山スタート地点(11:13)出発!
「北山9-1」延暦寺釈迦堂(12:03)
「北山11-2」過ぎたところの玉体杉(12:45)。
「北山13」(13:13)横高山(標高767m)
「北山16-1」(13:30)水井山(標高794.1m)
「北山18」(14:03)仰木峠(標高573m)
「北山22」(14:47)大原
「北山43」(17:10)鞍馬
「北山46」過ぎたところの「二ノ瀬」駅 (17:51)ゴール!
所要時間 6時間40分
途中ランチ15分、座って休憩5分程度
距離は17.9km
約一年前に歩いた東山コースが7時間だったので、それと同程度。
気候も良く、ほぼずっと半袖で歩いて、あまり汗もかかず、500mmペットボトル一本分とカップ一杯のシソジュースを消費する程度。
比叡山延暦寺を横目にみて歩いたり、適度な峠あり、牧歌的な大原あたりの田舎の風景あり、川沿いを歩いたり、小さな神社もあったり、とっても楽しいウォーキングとなりました。
ちょっと出発時間が自分の場合遅いので、このコースをチャレンジする方は、ケーブルカーを降りたスタート地点で9:30頃になるように行かれると余裕をもって行動できると思います。
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マップは「京都一周トレイルマップ」というのが各コースで販売されてますが、京都以外では手に入り辛いので、書籍で「京の絶景と名所旧跡めぐり: 「京都一周トレイル」で、東山・北山・西山を歩く (京都を愉しむ)」という本も出ていて詳しく解説されていてお勧めです。
※2023年追記…「京都一周トレイル マップ&ガイドー全5コース・14ルートを楽しむ (京都一周トレイル会公認ガイドブック)」という本も最近出版されました。こちらもお勧めです。)
↓ここから、実際に歩いた「京都一周トレイル 北山東部コース」が始まります。
「北山7」(11:42)…のようにそのプレート番号の場所に着いた時間を括弧内に書いてあります。所要時間などの参考にしてください。
■京都一周トレイル 北山東部コースのスタート地点 へ
9:49、ひつじ庵出る。
ファミマでドリンクなど購入。
京阪「三条」駅で乗る。「出町柳」駅着。ランチ用にSIZUYAでパン購入。
10:37、叡山電鉄「出町柳」駅、八瀬比叡山口行きに乗る。
10:50、「八瀬比叡山口」着。
11:00、ケーブルカー発(540円)
11:10、ケーブル比叡駅で降りる。
出口を出て、みなが歩いていく方向に進むと「叡山ロープウェー」の建物がありますが、今回 自分は京都一周トレイル 北山コースを進むので、こちらには行かずに右手に進みます。
■京都一周トレイル 北山東部コース 「北山1」(比叡山)から「北山21」(大原)まで
「北山1」(11:13)「京都一周トレイル 北山コース」と書かれた縦長の標識の上に正方形の白いプレート、この案内を頼りに歩いていくことになります。
まずは「延暦寺・大原」と書いてある方向へ向かいます。
「北山2」(11:20)右手に閉鎖された比叡山人工スキー場の跡を横目に見ながら「根本中堂・釈迦堂」の方向へ。ここから根本中堂へは約1.9kmだそうです。
「北山3」(11:24)ここを過ぎてすぐ左手に鮮やかな赤いツツジが山肌を彩る丘が見えてきます。少しだけ寄り道して目の保養。
少し進むとベンチがあります。ここでお弁当を食べている人も、眺めがよいです。
「北山4」(11:30)
「北山5」(11:40)「鎮護国家の碑」があります。この辺りが京都府と滋賀県との県境となります。
「北山6」(11:40)橋を渡ります。
ここに「Mt.Hiei TRAIL RUN2016 開催のお知らせ」という張り紙が。5/28の9:00-20:00、約1200人のランナーが走るそうです。この日の比叡山周辺では、この下見の為かトレーニングの為か、何名か追い越していきました。
「北山7」(11:42)「山王院堂」を右手にながら通り過ぎる。
燈籠が両脇に立っている階段を降ります。このあたり新緑が綺麗です。「浄土院」にぶつかります、最澄の廟所だそうです。ここは西塔と呼ばれる延暦寺の一部、入場料を払っていないので、外から覗くだけにします。
「北山8」(11:54)このプレートが見えますが、ほんの少し寄り道して、この先に鳥居と新緑が綺麗なところがあったので写真を撮りました。
戻って、右手の「北山8」のところから、細い階段を降ります。
椿堂を左にみながら、細い道を進みます。
「北山9-1」(12:03)ここで再び整備された参道に合流します。ここにトイレがあります。ハエが飛んでますが、必要ならご利用ください。転法輪堂(釈迦堂)があるのでお賽銭。
「北山9-2」(12:10)「玉体杉・横高山」の方向に進みます。
「北山10-1」(12:12)ここを過ぎると、ドライブウェイ(有料道路)の下をくぐるトンネルがあります。このあたりはしばらく県境上を歩くことになります。
「北山10-2」(12:16)右手の階段に進みます。
木漏れ日の中気持ちの良い山道、どんどん進みます。
12:45 玉体杉到着。ベンチがあり、数人が休憩していた。ずっと前からお腹が空いていたが、しばらく前からこの「玉体杉」の名前がプレートにあったので、ここで昼食をとるつもりで我慢していた。思っていた通りベンチがあったので正解。昼休憩とする。
林も開けていて眺めもいい。sizuyaのビーフカレーパンを食べる。
13:00再出発(15分間、休憩したことになる)。
「北山12」(13:03)お地蔵さんがあるところにでる。こんどは「横高山」へ向けて歩きます。
ここからが急な山道で辛い、斜面をハアハアいいながらのぼる。数歩登ってすぐ心が折れそうになる。
自分が登ったのが正しいコースだったか微妙だが、登り切ったところに「18 横高山」という看板が正面に見えた。そこを左に少し進むとプレートが。
「北山13」(13:13)「横高山767m」という看板。
次に目指す「水井山」と書かれた方向は先ほどの「18 横高山」の看板の方向だ。やはり少し外れていたんだろうか。
「北山14」(13:19)「水井山」方向へ。
「北山15」(13:22)ここから急な登りで辛い。
「北山16-1」(13:30)ここが水井山(794.1m)というところのようだ。丸太のベンチが置いてある。ここが京都一周トレイルの中で最も標高が高い地点です。
「北山16-2」(13:35)今度は「仰木峠」の方向に向かいます。ここの木に「CALL POINTコールポイント ここは比叡43です」という緊急時の際に伝える標識番号がありました。必要ですねこういうの。
「北山16-3」(13:40)
「北山16-4」(13:45)
「北山17」(13:54) 「仰木峠0.5Km 大原三千院3.5Km」という看板が(13:56)。
「北山18」(14:03)ここが「仰木峠 標高573m」のようだ。水井山(794.1m)からずいぶん標高がさがってきた。ここにベンチ。
リーシュをつけていない犬を連れた男性に追いつく。犬がうれしそうに男性より少し先に行っては男性を待ち、また寄り道をしながら先に進むの繰り返しで、和む。
このあたり、非常に気持ちの良い道がつづく。半袖でちょうどよい気温、絶好のウォーキング日和。
「北山19」(14:13)ここでメインの通りから左に曲がり、階段を降りていきます「大原戸寺」の方向に進みます。犬と別れて、ずっと下り、足がきつい。
「北山20」(14:29)「大原戸寺」の方向に進みます。エキスパンドメタルの橋を渡ります。
「北山21」(14:31)ここを越えて黙々と歩くと、目の前にフェンスが。「登山者の方は左の出入り口をご利用ください。必ず施錠下さい。」と張り紙が。おそらく害獣よけのフェンス。ここから景色がぱーっと開けて畑と住宅が数軒立ち並ぶ町に。
大原に出たようだ。
■京都一周トレイル 北山東部コース 「北山22」(大原)から「北山42」(鞍馬)まで
「北山22」(14:47)ここを過ぎると左手に簡易トイレが。戸寺町自治会のご厚意でトレッカー、ハイカーも利用できるように用意されているとのこと。私は使いませんでしたが、利用されるなら寸志を寄付しましょう。
「北山23」(14:50)住宅の間をぬけ、国道367号線へ。
渡った先の右手に道の駅?があるのでそこに少し立ち寄ることに。「自家製赤ちそドリンク」100円を頂く。なぜ「赤ぢそ」じゃなくて「赤ちそ」(^^)。さっぱりして美味しい。
ここの自販機で新たにお茶のペットボトルを購入。まだ最初に持っていたペットボトルに半分くらい残っているけどこの先どうなるかわからないので補充。
「北山24」(15:01)コースに戻り今度は「江文峠」に向かう。農作業をしている風景、天気も良く、近くに山々が見え、牧歌的な雰囲気の中を歩く。
「北山25」(15:03)
「北山26-1」(15:04)
「北山26-2」(15:07)右手に大きな川を観ながら歩く。
「北山27」(15:12)このあたり家の造りが立派。コースを外れれば2.1km先に寂光院、23km先に大原三千院に行けるようだ。自分は今日は黙々と北山コースを進むべく「江文峠」に向かう。ここから1.4kmだそうだ。
「北山28」(15:22)
「北山29」(15:26)がっつり登山系の装備をした人が5人くらいいた。ここから5分程で「江文神社」のようだが、そこにはいかずに左に曲がる。ここでまた害獣よけのフェンス。扉を開け、鍵をかける。
「くまに注意」の看板。しばらく歩くと車道に出る。いつのまにか江文峠を超えたらしい。
「北山30」(15:41)すこし車道を歩き道の反対側へ。
「北山31」(15:44)ここからまた山道。「静原」に向かう。ここでもクマ出没注意の看板が。右手の車道を車が結構走っていて車の走行音がするのであまり恐怖感はない。
「北山32」(15:49)民家?やカフェ?の横を歩く。
「北山33」(15:59)再び車道を歩くことに。
飛びだしぼうやの緩い看板が和む。民家の前に手作りの案山子?がある。手が込んでる。
車道の左側を歩いていて、左手に自販機があり、そして道の反対側の右側にも自販機があるなぁとぼんやりみていたら、奥に京都トレイルのプレートがみえた。危ないアブナイ、通り過ぎるところだった。道の反対側にわたり「北山34」(16:08)の自販機にあるベンチで、5分ほど休憩。お茶とパンを食べる。
右手に花?のハウス栽培。「フラワーパーク静原」とのこと。
「北山35-1」(16:15)「静原神社・薬王坂・鞍馬」に向かう。薬王坂(やっこうざか)まで1.7kmだそう。このあたりも庭が広くて立派な家が並ぶ。
「北山35-2」(16:19)ここの目の前が公園。結構綺麗な公衆トイレがあります。この公園の中に入って、隣の静原神社をみて、そのまま車道を歩いていたら住宅街に突入。
しばらくウキウキで歩いていたが分かれ道になっても京都トレイルのプレートが出てこない。おかしいと思い、ちょうど家のガレージにいた男性に道を尋ねると、やはりコースを外れていた。すぐ20秒歩いただけでコースに復帰。
「北山37」(16:29)。結果「北山36」を一つ飛ばしてしまった、みなさん気を付けて。
「北山38」(16:35)ここから砂利道。
「北山39-1」(16:37)T字路を左。
「北山39-2」(16:38)ここから坂。
なにかところどころにロッジ?宿泊施設らしい壊れかけた小さな建物が。急な坂道をどんどん上る。全然人に合わなくなり心細くなる。
「北山40」(16:55)このあたりが薬王坂のようだ。鞍馬から比叡山への岐路、最澄がこの坂を越えたときに薬王が姿を現したことから、この名が付いたとのこと。
「北山41」(16:57)山道を鞍馬方面に向かて歩く。少し日が傾きかけている。山道も細く人気が無い、やはり出発が遅いのを今頃後悔し始める。
「北山42」(17:07)ここで唐突に建物が見え、人が住んでる場所に出たようで安心する。
見慣れた風景、鞍馬の町にでた。こうやって大原から二時間くらいで鞍馬に抜けれるんだねぇ。
■京都一周トレイル 北山東部コース 「北山43」(鞍馬)から「北山46」(二ノ瀬駅)まで
「北山43」(17:10)民家の間を抜けると見慣れた道(車道)に出た。ここは鞍馬寺から鞍馬温泉に向かう時に通ったことがある道だ。ここの車道を右手に進むと鞍馬温泉、左に行くと鞍馬寺(鞍馬駅)だ。温泉に入りたい気分だがいかんせん、ここが北山コースのゴールではないのが意地悪なところ。突き当りを左へ。鞍馬駅方面へ。
鞍馬寺を右手にみながら進む。すぐ右手に叡山電鉄の鞍馬駅、そこもスルー。
車道を右手に叡山電鉄の線路を眺めながら歩く。
途中、京都バスの「貴船口」のバス停が。国際会館から52番、京阪出町柳駅から32番、本数は限られているがバスが出ているんですね…。知りませんでした。
いつのまにか「北山44」「北山45」の標識は飛ばしていたらしい。
※後で知ったが「北山44」「北山45」はより良いルートを検討中で、あえて欠番らしいです。
「北山46」(17:46)で右手に曲がる。川を渡った先の上方に叡山電鉄「二ノ瀬駅」のホームが見える。階段を登り駅へ。17:51ここでゴール。到着した感慨まもなくすぐに電車が到着。乗り込む。
18:20「出町柳」駅着。さらに京阪に乗り換え。
京阪の「三条」駅で降りてしばらくプラプラ歩いて、三条通り沿いの「GREEN CAFE STYLE 茶乃逢」へ。抹茶豆乳だしの茶蕎麦が気になり注文、店員の勧めでディナーセットをついつい頼むことに、今日疲れた自分へのご褒美に(1500円)。茶蕎麦の味は結構微妙だが、デザートとかドリンクとか色々楽しめてお腹も気持ちも満足満足。
歩いて宿へ向かう。
(※2019年 追記:このお店はもう閉店したようです)
20:00頃、「ゲストハスひつじ庵」に到着。ふう。
*
またもやレポートが無駄に長すぎましたが、いかがでしたか?
京都には寺社仏閣だけでなく、まだまだこんな楽しみ方があるんです。
興味がある方は是非チャレンジしてみてください。
この前やこの後の 京都トレイルのレポートは以下を参照してください。
■あわせて読む(京都トレイル解説)
→その1【京都一周トレイル】東山コースを歩いてきました(伏見稲荷→哲学の道)
→その2【京都一周トレイル】東山コースを歩いてきました(哲学の道→比叡山)
→その3 このブログ記事
→その4 【京都一周トレイル】北山西部コースを歩いてきました
→その5 【京都トレイル】北山西部コースと西山コースを歩いてきました
→京都で宿泊を考えてるなら「ゲストハウスひつじ庵」へ。