2016年6月8日(3日目)台南・安平 観光
7:00、起きたがウダウダ…、カーテンがないので朝日が目覚まし代わり。7:40出る準備。
同室のI君と鴨母寮朝市と朝食を一緒に行くことに。8:10出発。
宿から北へ、徒歩8分ほどで鴨母寮朝市に到着。
まずは道路沿いの出店をチェック。I君がフルーツを食べたいというのでドラゴンフルーツを買ったので少しつまみ食い。I君は中国語が少しできるので市場の人と会話しながら購入していた、言葉が話せると旅の楽しみ方とか広がるよなぁ。
魚売り場などのエリアへも。こうやって外国の市場は、この国の人の胃袋の中を覗いているようで楽しい。
市場エリアを離れ、さらに北へ。目の前から自転車に乗った女性が…台湾で自転車って珍しいなぁと思ってたら、昨日宿で一瞬だけ見た日本人女性だった。私たちが今から行こうとしているお店「阿憨鹹粥」から帰ってくるところだった。非常に美味しかったと感動していた。宿にいったん戻ってから、今日はマンゴーの市場で有名な村に行くそうだ。
少し歩いて右手の角に「阿憨鹹粥」。
ここは「虱目魚(サバヒー)」という魚のお粥で有名なお店。天井が高くて広い。料理の名前は「虱目魚肚粥(シィームゥユィトゥヂォウ)」120元(420円)。すぐに出てきた。私は海外旅行先でまず魚は食べない、有名だからと来てみたのだが、意外や意外、むちゃ旨い! イイ出汁。上に載っているパクチーもいいアクセントとなっている。これはオススメ。
店を出るとき、店のおばちゃんとI君が会話、ニコニコしてとってもいい感じ。
帰りの道路沿いにあった屋台で I君がライチを購入。 日本語で「ありがとう」とか「お金」とか「綺麗」とか おじさんが知っている日本語で話しかけてきて面白い。
I君とはお別れ。今日は安平に行くことにした(さっき思い立った)ので赤崁楼(せきかんろう)の前のバス停へ。
バス停9:55着。10:05の 安平行き 99番バスがあるので、先に赤崁楼に立ち寄って時間潰そうかと思ったが、入場料いるとこなのでバス停で待つことに、
10:09バスに乗る、18元(63円)。
10:25「安平古堡」バス停着。
まずは観光より「食っ」!バス停から徒歩二分ほどの「同記安平豆花」へ。
地元の若い女の子5人くらいがちょうど店からでてスクーターに二人乗りで去っていった。地元の子にも人気なのね。店には愛想のいい兄さん、日本語で書かれたメニューを出してくれる。タピオカ入り豆花30元(105円)。この豆花というスイーツ、台南なら他でも食べられるのだが、ここ安平が有名だそう。安平に来たのは7割くらいがこれを食べる為。タピオカ入りの豆花50元(175円)。甘くてハオツゥー(*´ω`*)。
安平古堡へ。入口は南側。10:54 入場50元(175円)。チケットのデザインが可愛いね。
塔に登って見晴らしを楽しむ。博物館が中にある。オランダとか明とか日本の占領期のパネル説明など。日本語解説もある。まぁまぁな感じ。
安平古堡をでて南に歩いて、11:32、安平港着。
漁船の辺りなどをうろつく。
バス停方向に歩いて、角にある「陳家蚵捲」へ。ここも「オモロイ台南」でも紹介されていたところ。蚵捲(牡蠣の春巻きをあげたもの)50元(175円)と蝦捲(エビの春巻きをあげたもの)50元だけ注文、旨い!周りは数人で色々食べてて、一人でこれだけ食べてるのはちょっと恥ずかしい。(ここ本当はオーダーを用紙にチェックして注文するスタイルだったみたいだけど、直接口で言ってすぐ出てきた)
12:07、店出る。
店をでた少し北に上がったところから東に入り、安平老街という商店街っぽいところと古い建物が残る路地をうろうろ。時間帯のせいか町に人があまり歩いてないが、台湾の庶民の生活を覗き見れた。こういうところ好きだなぁ。
つづいてバス停を通り越し、12:45、安平樹屋へ、50元(175円)。元々は塩の倉庫として使われていたところが、ガジュマルの木で覆われてしまったらしい。ガジュマルの木は、高雄でもここ台南でも街路樹としてどこでも見られるが、ここのは建物全体に盛大に広がっている。その生命力たるや。
なかなかフォトジェニックなところで調子に乗って大量に写真を撮る。
資料館もある。台湾ってオランダ、中国、日本と占領の歴史なんだなぁと。今でも中国とは微妙な関係だ。
13:20、バス停へ。台南の町に戻るのは、行きに降りたバス停の向かい側、少し東の方に歩いた郵便局の前。
時刻表を見るが88番は数分前に出たばかりのようだし、99番のバスが30分後。
目に入った杏仁豆腐のお店に近づくと、おばちゃんが凄く良い感じで、片言の日本語でメニューを案内してくれるので、ここで時間つぶすことに。杏仁豆腐と小豆のかき氷。40元だったかな。WiFiが使えるので聞くと暗証番号打ち込んでくれた。親切~。
13:57、99番のバスに乗る20元(70円)。
14:11、赤崁楼(せきかんろう)で降りる。台湾のバスはちゃんと電光掲示板で表示されるから分かりやすい。
赤崁楼(せきかんろう)に入場、50元(175円)。
緑の庭が綺麗、赤いレンガの楼閣。小ぶりな建物。あっという間に拝観完了。鯉がいる池のあたりで、ボ~っと過ごす。
14:35頃、出る。
一旦宿「はむ家」に帰る。
女性ヘルパーちゃちゃさんが、南米に長期で旅をしたあとで、南米話、それとなぜかインドで泊ったフレンズゲストハウスにまつわる意外な話などなど思わず長時間話し込んでしまう。
既に帰ってきていたI君と三人でマンゴーかき氷を食べに行くことに。なぜか今日はチェックアウトがないからとオーナーのハムさんも一緒に行くということになり一緒に宿を出た…が、すぐ近くの店に行くもんだと早とちり、結局ハムさんとはお別れ。
最初「冰郷」へ行ったが、ここはまだマンゴーかき氷は取り扱っていないとのこと。女性ヘルパーさんによるとここは三種類のマンゴーを使っているのでその三種類がそろわないと出さない方針らしい。あと今年はマンゴーの不作年で数が少なかったり値段も高くなっているとのこと。
すぐに気持ちを切り替え同じ通りにある30秒ほど歩いた「裕成水果店」へ。すでに二組がマンゴーかき氷とフルーツのかき氷を3,4人でつついて食べている。ヘルパーのちゃちゃさんにマンゴーかき氷を注文してもらう。
テーブルに座り待つ。 200元(700円)を3人でシェアなので70元(245円)払う。運ばれて来たマンゴーかき氷、でかい。中央にマンゴーアイスが載っている。氷はどこよ。200元と道端の食堂で食べれる台湾の他の食べ物に比べると高価だが、このボリュームなら納得だ。というかマンゴーかき氷は台湾の食べ物のミッションの中でも必須の食べ物だったが、宿でこうやってシェアできる人がいて本当に良かった。一人で食べれんわっ!結果、今年は少しだけ早かったとはいえ、今回の宿の休みの旅行の行先を台南に決めたのもマンゴーのシーズンだということ。食べられて幸せ。
彼らと分かれ、歩いてプリン屋さん「福吉雅」さんに向かう。昨晩のリベンジだ。途中孔子廟が目に入ったので立ち寄る。何かイベントの準備をしているようだった。
彼らと分かれ、歩いてプリン屋さん「福吉雅」さんに向かう。途中孔子廟が目に入ったので立ち寄る。
昨日歩いたので道はわかっている。黙々と歩く。
角田光代さんの「旅先三日目」という詩があるんだが、台湾に来て三日目、バスや電車の乗り方も分かった、町の構造などもわかってきた、身体が軽い、とルンルン気分で到着した「福吉雅」さん、今日はオープン時間内、さあ、プリンだーっと扉を開ける。凄く小さな店内、目の前に帽子をかぶった店のおじさんに向かって「ぷりn・・」クイ気味に「SOLD OUT」と笑顔。あーーー(´Д`)。
店内に近所の高校生?っぽい男の子が二人いてすぐに彼らとの会話に。代わりに奥さんが対応。プリン売り切れたけど、ココはホニャララが美味しい、ここもホニャララで有名なお店よ と地図を見せながら説明されるが、僕はここのプリンが食べたかったのだ、せっかくのリコメンドも上の空。代わりにポストカードあげると、可愛い絵が描いてあってなんだかその優しさだけでもうれしいよ…。
これを読んできたんだと、ヤマザキタツヤさんの「オモロイ台南」を見せる、「タツヤ、タツヤ」と言う。この本の影響で来る日本人が多いのだろう。明日は13:00からオープンと言われるが、明日は台北に向かうためにその時間当たりで駅に居たい、おそらく来れないだろうといい、後ろ髪引かれながら店を後にする。
帰り、店のすぐ近くの南門路の通りに88番が停まるバス停「大南門城」を発見、こんなことなら(このバス停のことに気が付いていれば)赤崁楼から(宿にいったん戻らず)88番のバスに乗りこのお店に向かっていればよかった。ヘタに昨日 クローズが19:00と知ったばかりにまさか17:20の時点で売り切れるとは思ってもみなかった…。また台南は来ることがあるだろう。
17:55、宿に戻る。I君やヘルパーさんとまた会話。明日6/9は台湾の連休の初日、台北に向かう新幹線が満席でとれないことが心配で、ネットでの予約を考えて色々見てみるが画面が上手く進まないので、めんどくさくなり諦める。昨晩 チラッとみた60歳くらいのおじさんが帰ってきた、レンタカーでマンゴーの市場が有名な村に行ってきて大量にマンゴーを購入してきたそう。一緒に食べましょうと言っていたが残念ながらもう宿を出るところ(´Д`)
オーナーさんの写真を撮り、お別れ。
歩いて、今日の宿、西門円環の近くにある「365HOSTEL」へ。「はむ家」さんは居心地の良い宿だが、この旅行は研修旅行、できるだけ沢山のゲストハウスを観たい。うちに泊まった台湾人ゲストさんがかつてフリアコとして働いていたところ、その紹介で来た。
場所はすぐにわかった「合日旅所 365HOSTEL」という看板は見つかるが、どこから入っていいかわからない。看板が付いている建物の扉は鍵がかかっている。隣のビルはどう見ても宿ではない。ここは裏手で表があるのかと回り込んでみるが違う。もう一度戻る。5分くらいウロウロ。
実はここ予約をしていない、予約をすれば入り方とかメールでお知らせとかあったんだろうかと予約しなかったことを後悔。小雨が降ってきている、微妙に諦めかけたとき、ふと見上げた窓から細い紐が下がっているに気が付く。その先、胸の高さくらいのところに「合日旅所 365HOSTEL」のマークと「door bell」と書かれた紙が。引っ張る。すると二階から降りてきた目の前の扉をスタッフが明けてくれた。
こういう予定を決めない(あまり下準備、調査しない)旅において、未知の場所→戸惑う→調査(町の人に聞く、何かを見つける等)→攻略、そんなドラクエのような展開好き、旅の中毒になる魅力の一つだと思う。
二階に上がる。ちょうど共有ルームは大掃除?片付けの最中で色々なものが机や床に積み上げれてる。大きなテーブルの一角を片付けてチェックイン。
ここのチェックインは変わっている、受付用紙を書かず、まずwifiを繋ぎ、そしてQRコードをスマホで読み取らせる。そこの必要事項を入力して送信、それで完了。こんなの初めてだ。現代的であるがスマホの電源が切れてる人とか持ってない人にはどうするんだろう。540元(友人紹介価格?)(1890円)。
館内を案内、内装は新しい、デザインのセンスが良い。自分の部屋は3階。一段のベッドが4つ、二段ベッド二つ、計8人のドミトリー。シーツは自分で敷くタイプ、なぜかホーフはセット済。
てっきり男性ドミかと思っていたが、1人女の子が入ってきた、台湾の子で台北(だったかな?)からバイクで時計回りで一周の旅しているそうな、かわいい子なのになんてワイルドな。
手元にドリンクがないので一旦外へ。もよりのコンビニはセブンイレブン、赤崁楼の前。ペットボトル二本購入。赤崁楼では屋外ライブをしていた、外国で聴くこういうの良いな。
宿に戻り、明日の台北の宿を探す。目をつけていた「スターホステル台北駅(Star Hostel Taipei Main Station)」が数分前に満室になった様子、あぁ。色々探すがいまいちピンと来ず、予約は明日に回すことに(お得意の問題先送り)。
自分の宿ゲストハウスひつじ庵の予約処理をする。なんで旅中は予約メールが多くなるのか。
ここ二段ベッドは鉄の角パイプで造作もの。読書灯・カーテンは無し(L字型になった隣との境にはある)。自分がいるベッドの視野内に扉下のペンダントライトがあって眩しい。
23:20、もう一人の台湾人の女の子がが寝たいという、部屋に三つライトがあるが、入口そばのスイッチで部屋の電気が全部いっぺんにON/OFFできる仕様。その子のために部屋の照明を消すことに。
少しスマホでネットをしていると、男女二人組がチェックイン、こんな時間に?おそらく24:00頃 就寝(→次の日を読む)。
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※1台湾元=3.5円として計算
→京都から行く台湾(高雄・台南・台北)4泊5日の旅行記(1日目)
→京都から行く台湾(高雄・台南・台北)4泊5日の旅行記(2日目)(前の日)