■2017年1月15日(日) いざ香港へ
6:08 ひつじ庵を出発。
雪が10cm程積もってて、目の前を大粒の雪がハラハラと降っている。烏丸御池から地下鉄に乗る(210円)。京都駅着、外に出ないで地下道でアバンティのバス乗り場の目の前まで行ける。売り場内に入り京都駅-関西空港の往復バスチケットを買う5140円だったかな。アジア・欧米の人が10人くらい待っている。
6:40 関空行きのバス出発。
大阪に近づくにつれ積もっている雪の量が明らかに減っていく。大阪では屋根にうっすらと雪が残る程度で、京都とはえらく違う。
8:00 関西国際空港着。出発自体もキャンセルになるんじゃないかと心配していたのがバカらしいくらいに青空。
トイレに行ったりウロウロ。
8:30頃、機械でチェックイン。荷物検査と出国手続き。
今回からは、何度も海外を旅行する人もしくは長期旅行者の間で必須アイテムといわれている楽天プレミアムカードとそのカード取得者なら無料でゲットできるプライオリティパスカードを持っている。これを持っていれば、空港ラウンジで優雅に過ごせる。「プライオリティー KALラウンジ」を探すが目の前のマップ看板に見当たらない。インフォメーションの美人のお姉さんに聞くと「残念ながら出国審査前です…」とのこと。搭乗ゲート直前にあると思い込んでいた。いつもはギリギリで空港に来るのに、このラウンジの為にお腹を空かせて来たのにがっくり(←事前に調べないのが悪い)。
仕方なくペットボトルお茶160円購入し、非常食で用意していたカロリーメイトを食べることに。
今回の香港・台湾の旅はリピーターさんゲストと会う約束をしている。手土産にキットカット抹茶味10パックを購入(1,500円)。
待っている間、台湾人ウーさんとLINEしてて、全く香港のこと調べてない。この時点で香港の「地球の歩き方」は購入してから3分程しか読んでいない。
10:40搭乗、もともと10:25だったので15分遅れとなる。
11:18離陸。
機内食が出た。航空券 そこそこ安かったから適当に買ったけどてっきりエバー航空(EVA AIR)をLCCと思い込んでいた…。
13:38ドリンク提供。
13:40台湾時間、台北の桃園空港に着陸(14:40日本時間。ここから表記を現地時間に)。
飛行機を降りて、「トランスファー」の案内に従い進もうとすると、緑色の制服の女性(エバー航空)が、何か書かれた紙を看板に張り出しているところだった、嫌な予感がしたので近づくと三枚の紙のうち一つに自分の名前が。僕が指を指すと「これあなたっ!?(トランシーバーで二言くらいどこかへ連絡して)そこを曲がって二階へ!早くっ!」と。マ…マジすか。飛行機降りたばかりなのに、また荷物検査がある、急いでるっちゅうねん。後ろから来たエバー航空の職員らしき人が「C1 遠いぞ、急げっ」と。ほんと遠いわ。
小走りでC1ゲートまでたどり着くと、乗客が乗り込んでる最中だった。てっきり機内に全員乗ってて「サーセン」って言いながら入るパターンかと思った、ふぅ。
ただでさえ乗り継ぎ1時間しかないところ、出発が遅れたからなぁ。
14:02 機内に乗り込む。
14:23 離陸。すぐに機内食
■香港到着
16:00 香港に着陸。現地時間は台湾と同じ。
16:25 入国審査通り、出口すぐ手前で椅子に座る。Wi-Fiがつながる。
さて、まだ今日の宿を決めていない。昨日ツイッターで「香港 安宿」で検索して、誰かが泊まっていた重慶マンションの「グロリアホステル」というところがそこそこ良さそうだったのでそこに決める(ていうかそのブログくらいしか読んでない)。
事前クレカ決済が良いのでagodaから予約。パラパラと地球の歩き方をみて、おおよその香港の宿代の相場と食事代を想定して2000香港ドル(以下 ドルと表記)(29,600円)引き出すことに決める。
※結果的にこの香港4泊5日の旅、ほぼちょうどこの金額を使い切ったので想定が的中。
明日、この香港で会うフォルテ君とLINEで会話。バスで行くか電車で行くか決めかねていたが「バスの方が経済的で楽じゃね?」とのことでバスで行くことに。なんだかんだで一時間スマホしていた。
ATMで2000ドル(29,600円)引き出し。バスを表す「巴士」の案内に従い空港の外へ。バスターミナルの左手前がチケット売り場。僕がこれから向かう重慶マンション近くを通る「A21」のバスチケットを買う(33ドル=488円)。
乗り場にすでにバスが停まっていた。二階建てのバスの二階の一番前に陣取る。17:30バス出発。
乗ってる途中で、バス内でフリーのwifiが飛んでるのを発見。これから会うジョニー君とメッセンジャーで連絡を取り合う。彼は僕が到着する予定時間の10分ほど遅れて到着の予定だ。
■いざ香港チョンキンマンション(重慶大厦)へ
18:30 バスを降りる。
アプリ「maps.me」であらかじめ重慶マンションの場所に旗を立てていたので、降りるタイミングが自分でわかる。スマホを使ってない10年ほど前に旅していた時は、乗るときに運転手やその助手の少年に自分の行先を伝えて、自分の顔を覚えさせて降りるタイミングを教えてもらったりするスキルを必要としていたが、今は便利な世の中になったもんだな。
降りて30秒で、重慶大厦(チョンキンマンション)の入り口がすぐにわかった。現地情報をネットでさらっとしか今回も調べていないのだが、入り口前の怪しげな雰囲気はすぐに感じ取れた。
インド系?エジプト系?黒人系?な国籍がよく分からない人たちが何をしているのか知らないが入り口前をうろうろ。携帯はポケット、コンパクトカメラは腰に下げてるが、一応 防犯の為にチェーンをひっかけておく。何度か写真を撮ったりウロウロしていると数人にホステルの勧誘。うざい。すぐに離れるか入っていくかしたいがジョニー君との待ち合わせをここにしてしまった。
18:50 ジョニー君が到着。会えたー、良かったー。ちょっと会話して、宿にチェックインするために「GLORIA GUESTHOUSE」へ向かう。
ここ重慶マンション、いくつかブロックに分かれていてエレベーター乗り場が複数ある。両替商やらカレー屋やらカオスなロビーを通り、宿に書かれているアドレス「ブロックC の6階」に向かう。
玄関に着くが誰も出ない、ジョニー君が玄関の前に掛けてある電話をしてくれる。「そこでbooking.comじゃなくて、agodaで予約した」ということを確認される。なにか変だ。結局、誰かが迎えに来てくれるらしい。10分近く待っていただろうか、男がハァハァ言いながら階段室から現れた。聞くと彼はロシア人でアルバイトのようだ。今日はここは満室だから別の宿(経営者は同じ)に変えるからついて来いと。彼について一度一階にエレベーターで降り、Bブロックの6階のB1の部屋へ。
今度はエジプト人?の小さな男がいた。長い板だけの簡単なレセプション。お湯を汲みに部屋から肩に刺青をした上半身裸の男が出てきて不穏な感じ。あぁこれぞ香港やわぁ。
スタッフは僕のスマホの予約内容を見るがなにか解せない顔。男は「おかしいオカシイ」と言う。
宿を経営している自分には状況は分かった。agodaとbooking.comは元の会社は同じなのだ。で、予約をしようとしている側からすると当然別のサイトなのだが、おかしなことに、ゲストがagodaのページから予約をしようとすると、agodaの在庫がない代わりにbooking.comに在庫がある とそちらに知らないうちに予約をいれることがあるのだ(ゲストはagodaで予約したつもり、しかし宿はbookingで予約が入ってきたように見える)。自分の宿ひつじ庵でも過去にそういうことがあった(宿側でそれを設定変更で防ぐことができる)。
だが、彼はこれが初めてのようで「おかしいオカシイ」と首をかしげる。「GLORIA GUESTHOUSE」が今回満室だということでこちらに移動したのも、本当は僕の(booking.com経由の)予約が入っていたのに、別の「agodaで予約したという男」がやってきたのでオーバーブッキングと思いこちらの別の宿に移動させたんだと思う。
男は解せないままだが、チェックイン。218ドル(3,226円)を払う(この時お釣りで10ドルが足りなくて、あとで払うと男は言ったが結局受け取れず)。
スタッフの男はすぐ隣の部屋のドアを「ボス!」と言いながらノック。出てきたのはちょっと高そうな服を来た黒人の男と奥さん(愛人?)の女性。一瞥して出て行った。おそらくそこを私室として使っていたのだがオーバーブッキング的なので彼を移動させるのだ。スタッフの男は、これから15分で部屋をクリーニングするからそれ以降は使えるよと。
カードキーを貰う。荷物を置く。彼の名前を聞くと「ジャマール」と答え握手、いい笑顔が返ってきた。なんかスムーズではなかったが信用できる男に見えた。ジャマールってこの旅行来る前は元々インド旅行する予定だったので予習としてみていた「スラムドックミリオネア」の主人公と同じ名前じゃないか。
19:25 宿出る。宿にチェックインできるとようやく心が楽になる。一階に降りジョニー君お勧めのお店へ。重慶マンションからすぐ北の建物のショッピングビル?の地下にある。スポーツ用品店などを通り過ぎて奥。「蘭芳園(Lan Fong Yuen)」に入ることに。
凄い賑わい。店の外にも人が並んでいたが二人なので先に滑り込みで座れた。
アイスのミルクティー、鶏肉を載せた麺、何かの麺、それとバターと練乳をかけた丸いパン。お皿はプラスチックのプレートで「おいしい」と書かれている。
現地人のジョニー君がいてくれるのも心強いせいもあるが、店員は少しぶっきらぼうな感じも「アジアに来た感」がして良い。(あとで知ったことだがこの店はホットのミルクティーが有名らしい)
ジョニー君曰く、麺は出前一丁らしい。庶民的な味、ローカルな店内、ジョニー君 イイチョイスしてます。
彼は、ひつじ庵がオープンしたばかりの頃、はじめてのゲストハウスで当宿を選んでくれて、それ以来 ウチに何度も泊まってくれている。一度の宿泊で1週間くらい泊まる。秋に予約があったが何かの事情でキャンセルして泊らなかったので、会うのは半年ぶり。日本語はペラペラではないが、普通の会話なら問題ない。ジョニー君が奢ってくれた。
20:30 「蘭芳園(Lan Fong Yuen)」のお店を出る。
トイレに行きたいので、すぐ近くのショッピングセンター「isquare」でトイレ。マスキングテープの「mt」の正月用のディスプレイが。
南に歩く。角にSOGOが漢字で「崇光」と書くのか!
■香港ビクトリアハーバーの夜景
20:45 ビクトリアハーバーに到着。
香港の夜景をみる定番。そうそう香港ってこれこれって感じ。海沿いには観光客。ジョニー君曰く ほとんど香港人いないとのこと。
自在に曲がる三脚ゴリラポッドを手すりに巻き付けて長時間露光して撮影。なんでしょう、いまいちクリアに写らないのはPM2.5のせい?
海沿いに西の方に歩きぐるっと回って再び重慶マンションへ。今日はここでジョニー君とお別れ。ありがとうー。
重慶大厦(チョンキンマンション)の1階のエレベーターで待っているとそこにある看板に「喜羊羊賓館(Happy Yeung Guest House)」という中国の子供向けアニメのキャラを冠した宿があった。ネタ的にそっちに泊ればよかったかな?
重慶大厦(チョンキンマンション)の一階は相変わらずのカオスだが、ちょっと肌の色が違う人がいっぱいいる中野ブロードウェイだと思えば慣れます。
21:58 宿に帰ってくる。疲れた(>人<;)
一度荷物を降ろし、再び玄関の扉を出て、非常階段の位置を確認。なにかごみが置いてあるが一応 いざとなればここから逃げれるだろう…。
玄関に貼ってある営業許可証によると「新上海賓館(New shanghai Guest House)」という宿らしい。
香港の事は予備知識は本当に素人レベルだし、事前に調べたことって「ビザがいらない」くらい。しいて言えば12年前に沢木耕太郎の深夜特急を読んだくらいのうっすらとした記憶。それでも重慶マンションの存在は知っていた。この宿はあくまで重慶マンションに泊まってみたかっただけ、明日からは別の宿がいい。
ジョニー君がメッセンジャーでboooking.comのレビューが高い宿を数件教えてくれたので、そのまま予約していくことに。空室状況や場所を考慮して…
1/16(月)Urban Packホステル、
1/17(火)Hoho Hostel、
1/18(水)YHA Mei Ho House Youth Hostel、
そして最後は1/19(木)空港泊。
香港の宿に泊まる4泊、本当は一つの宿で連泊した方がいろいろ都合がいいに決まっているのだが(洗濯物がかわかせたり、荷物をおきっぱなしにできるし、帰り時間を気にせずに済む)、宿の勉強や調査というのも兼ねているので、少し大変だが毎日宿を変えることにする。
23:10 香港の宿3つの予約完了。予定が固定されるのって嫌いだが、この後、毎日 宿探しに時間と手間を取られるよりは いいかなと決めてしまった。
シャワーを浴びる。部屋は個室、テレビが付いているが結局観なかった。しばらく裸族で過ごす。部屋にエアコンが付いているのかいないのか分からないが音はする。室内はちょうどいい気温。
夜景を見ていた時はあれだけ眠かったのに、なんだか目が覚めていて、なかなか眠くならないのでツイッターとかグダグダみて(←ここでも香港のこと調べないという…(^_^;))。
1:30頃 寝た。(→次の日を読む)
※文中の日本円は 1香港ドル=14.8円として計算
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→ひつじが行く香港・台湾9泊10日の旅行記(2日目)(次の日)