■2017年1月18日(水)香港…今日はランタオ島の日
ウダウダと起床。
シャワーを浴びる、脱衣所がないので使いづらい…。
なんだかんだと11:00チェックアウト時間ぎりぎりになってしまった。
5分前にすでに部屋の掃除の為、掃除係のねーさんが入ってきた。
荷物預けは有料(30ドル=444円)。
今日は香港の西側にある島 ランタオ島(Lantau Island)、の大仏を観に行く予定。
Hoho Hostelを出る。
佐敦Jordan駅でMTRに乗る19.5ドル(=288円)。
電車内の扉の上に、ルートと今どこにいるかランプが光る、別の線に乗り換えの駅があるときはその線の駅が点滅するから分かりやすい。
茘景駅Lai kingで乗り換え。
11:55 東涌駅Tung Chungで降りる。
駅にフリーwifiがあるので少しネット。
駅の二階にパン屋があったのでパン二つ(24ドル=355円)。
駅のすぐ近くにバスターミナルがありここから空港行きのバスが出ている。大きくてきれいなショッピングセンターもある、香港最終日は空港泊の予定なので、ここに早めに来て遅くまで過ごしてバスで空港に向かってもいいかもと思った。
B出口を出て前方左手に歩く、当初ケーブカーで行く予定だったが、そこへ行く階段?の前で若い男が立っていて、「まだオープンしてないからバスで行け」という。そうなのか…?別にこだわりはないので、そこを過ぎてから右に曲がったところにバスターミナルがある。そこのバス乗り場「23番」に観光客が20人ほどが並んでいた。乗り場に行先「昴坪 Big Budha」と書かれていて分かりやすい。バスに乗るときドライバーに料金を払う17.2ドル(お釣りでないので17.5ドル払った=259円)。
12:50 バス出発。
思ったより山奥に進む。ところどころ濃い霧につつまれ嫌な予感がする。
■香港・昴坪(ゴンピン)の天壇大仏
13:28 天壇大仏のある昴坪(ゴンピン)着。着いたが辺りは霧で数メートル先が見えない。マジか…。
道中、犬が寝てたり、牛がいたり なんなんだここは。牛はやけに人に慣れている。
広場まできて、そこの右の方に長い階段がある。どうやらこの先に大仏があるようだが、見えない…。
結構登ると、何も見えなかったはずが急に大仏のシルエットが現れる。「だ、大仏様…!」なんかかえって有り難い感じがして良いぞ、この演出。ぐるっと一周。大仏の下がお墓?やお土産物屋さんになっている。少し待つが完全に霧が晴れる様子はない。
階段を降り、下界に到着14:00。
降りたら階段の先に大仏様がみえた、到着時よりは霧が薄くなっていたようだ。
続いて、向かいにある「宝蓮禅寺」へ。
結構大きなお寺。向かって左側に食事ができるスペースがある。ベジタリアンフードが食べれるらしい。
ゆっくりと見学。
再び広場に戻り、ジュース。数メートル先、外国人グループが弁当みたいなものを食べているところを牛が近づいて食べようとしたりして、なんだか妙に盛り上がって楽しそうだった。
バスターミナルを越えた先に、いかにも観光客用の町並みが続いているのが霧の向こうにうっすらみえた(調べたらゴンピン・ビレッジというところ)。
この後の予定を決めてなかったが、せっかくこのランタオ島まで来たので素直に帰ってしまうのは勿体ないと思い、ここから大澳(タイオウ)という町に行くバスがあるのでそこへ行くことに今決めた。古いのどかな漁村のようで、ビルが立ち並ぶ香港の街と違い庶民の生活が見れるかもしれない。
バスの時間まで少しあるのでゴンピン・ビレッジをぶらぶら歩くことに。写真撮影用の顔出し看板があったり、お土産物屋さん、おしゃれなレストランなどがある。
15:20 バス出発(6.6ドル 細かいのがないので7ドル払う=104円)。
■漁業の町 香港・大澳(タイオウ)
15:35 大澳(タイオウ)着。
バスを降りて早々 ドルフィンが見える小型ボートに乗るかと客引き。数人乗り込む人がいた。イルカ本当に見えるのかなぁ?
なんの前知識もなく来たが、降りたところに観光マップの看板があるので何があるかはおおよそ把握できた。それをスマホで撮影。とりあえず青い橋を渡って島をぶらぶら歩いてみよう。
期待せずに来たがこれが結構いい感じ。
採れたての魚を売っているお店、干物を売るお店、焼き菓子やらシュークリーム的なものを売るお店。海に面して高床式になっている家の造りがフォトジェニックで良い。
香港の街では見たことが無かったがここでは結構自転車か三輪車がメインの交通手段のようだ。猫の写真も撮れた。
ずっと民家の間を写真を撮りながら歩く。
廟があるところも越えて、一番奥の人気(ひとけ)のないところに行ったところで、奥の家から鎖につながれてない犬が突然出てきて、吠えながらこちらに向かってきたときは、誰もいないことをいいことに漫画のように血相を変えて猛ダッシュで逃げた。
バス乗り場に戻ってきたときに、ちょうど梅窩(ムイウオ)行きのバスがまもなく来る時間だった。ここからバスで東涌駅に戻りそこからMTRで帰るのは一度来た道で面白くない。だから 一旦梅窩(ムイウオ)に行き、フェリーで中環まで行くルートが面白いなと判断。
バスに乗る10.7ドル(11ドル支払い=163円)
17:10 発。
バスの車窓からたまに「のら牛」が見えることがあるけどなんで??あと、街中でも結構見たけど、明らかに香港人(アジア顔)なのに西洋系の子供を連れてるのが多いけどベビーシッター文化かな?
17:53 梅窩(ムイウオ)に到着。
Maps.meアプリ上で、GPSで自分の位置がフェリー乗り場に近づいていたがどこで降りたらいいか迷っていた。あるバス停で多くの人が一斉に降りるのでここで降りることに。
なんとなく人が歩いていく方向に行くと食堂が集まっている場所に。ちょうどお腹が空いたし、海鮮系を食べるかと。店に近づくと女性店員がぶっきらぼうにメニューを渡してくる。
シーフード焼きそばを注文(80ドル=1,184円)。
フライドヌードルと書いてあるから、てっきり焼きそばかと思ったら、堅揚げそばにシーフードと野菜のあんかけソースがかかったものだった。でかい。旨し。
でも多いので少し麺を残してしまう。
海を眺めながら、少しだけ肌寒い風にあたりながらゆっくりとした時間を過ごす。いいね。
食堂を出ると、すぐ左手のところにフェリー乗り場があった。入り口そばのチケット窓口でおばさんから普通船のチケット(15ドルくらい)を買おうとしたが、今すぐ出るから五番窓口の高速船を買えと。五番窓口に行くと無愛想なおっさんがいて彼からチケット購入29.9ドル(443円)。
窓口を越えると20人くらいが待っていた。1分後ゲートがオープン、ちょうど良かった。
18:40 フェリー発。
19:10 中環のフェリー乗り場に到着。
夜景がきれいなので、執拗に夜景の写真撮影に挑む。…が、いまいち納得する写真が撮れない、はぁ。
さあ、MTRに乗ろうと乗り場を探すと、歩道橋を、渡った先にあるようだ、赤いメトロマークは分かりやすい。
デパートみたいな中に一旦入って地下に。切符を買う(10.5ドル=155円)。
MTRの赤い線「荃灣(Tsuen Wan)」行きを示す文字とマークを辿るが、長いわ!すげー歩かされた。
20:06列車に乗り込む。
旅先4日目、ほんと体が軽い、バス、フェリー、地下鉄 普通に乗りこなせてる。心地よい。
佐敦Jordan駅で降りて、Hoho Hostelに行き、荷物を回収、20:27。
さらにMTR佐敦Jordan駅に乗り(5.5ドル=81円)、深水埗Sham Shui Po(サムスイポー)駅で降りる。
■本日のお宿 YHA Mei ho
セブンイレブンで水を購入(9.5ドル=141円)。
外へ出ると、凄い人。コレか向かう宿の方に行くと、でかいドラゴンボールの悟空の看板が。電気街ビルのようだ。
さっき買った同じペットボトルの水が屋台で6ドルで売ってた、残念。
Maps.meを頼りに、駅から北東方向へ。大きな建物だからすぐにわかった。
21:00 YHA Mei Ho House Youth Hostelに到着。デカイ。
中庭の左側の扉がレセプション。受付にスタッフが二人いる。英語が流暢な若い女性スタッフが対応。宿泊料金は260ドル(3,848円)だが、予約時に既にクレジットカード払いとなっていたそうだ。気が付かなかった。
しかし、初日の空港ATMで2000ドル(29,600円)引き出しただけで、残りの香港ドルが微妙な感じだったがこれで余裕が出たのでちょうどよかった。カードキーのデポジット100ドルを払う。
ピローケースとカードキーと明日の朝食用の食券を貰う。エレベーターで4階(日本式だと5階ね)の一番奥の部屋。なんか久しぶりだなぁこういう大きなホステルに泊まるの。
部屋の中にバスルームが二つ、二段ベッドは上下が少しずれている形式で下のベッドに貴重品ボックスがある(開かない)。唯一下のベッドが一つ空いていた。シーツと布団カバーはセット済み。そうかピローケースをセットするのは占有しているベッドか空きベッドか区別する為なんだね。下のベッドの横にはなぜか鍵付きで使えないようになっている貴重品ボックス、そこは棚がわりに荷物を広げられ便利だった。部屋の中に大きな貴重品ボックスがある(使わなかった)。
一人だけ人がいていびきをかいて寝ている。
適当に荷物を置き、一階へ。もう夕食は食べたので、外に出る必要ない。レセプションに紅茶のペットボトルが売っていたので購入(12ドル=178円)。
中庭にテーブルと椅子が置いてあってそこでネット。LINEで台湾のゲストさんと香港の後にどうするかとかLINEやメッセンジャーで打ち合わせ。サイさんというウチのヘビーリピーターが中心となってアレンジしてくれるので助かる。
長いこと中庭でまったり過ごし、部屋に戻る。
部屋についてるバスルームにでシャワーを浴びる。シャワーから出ると、隣の二段ベッドの下に男がいた。トレインスポッティングの頃のユアンマクレガーのような男。何人か既に寝ている部屋の状況から、「ハーイ」とウィスパーボイスで挨拶、向こうも同様に返事をする。部屋の扉やその脇のバスルーム周辺のみ小さな明かりがついている、奥のベッドスペースは薄暗い。彼はすぐに寝る体制に、僕はそんな状況でベッドに横になり、寝る前にスマホを見ていた。…が、その静かな均衡を破る男がやってくる。
■真夜中のドミトリー内の攻防
バタンと勢いよく入ってきた男、手にはビニール袋に入ったテイクアウトの何かの食べ物とカップのドリンク(マクドナルドのドリンクみたいなもの)。中国系で太目の体型、白いランニングシャツ。便宜上ここでは彼のことを「裸の大将」と呼ぶことにする。
彼は隣のベッドの上段、つまりユアンマクレガーの上である。そこで、男がドリンクを隣のベッド横の棚部分に置いたと思った時に裸の大将は「あっ」っと声を出す。
突然、彼は頭の横あたりの床に置いていた僕のバッグを勝手に動かす。「why?」と思わず声をかける。すると裸の大将は部屋の電気をつける。ユアンマクレガーが何事かと起きる。
自分のベッドの下をみると、コーラか何かのドリンクが床にぶちまけられている。それでバッグを移動させたのか。バッグは肩ひもの先が少し濡れただけ。靴も底の先が少し濡れただけだった。こぼれたのが偶然バッグと靴と間だったのが幸いだった。
裸の大将は「やべー、やべー」な顔で慌てて部屋の外に出て行った。ユアンマクレガーが不躾な顔。僕が英語で状況を説明する。
10分くらいして裸の大将がタオルを二枚持って戻ってきた。フロントでもらってきたのだろうか。床のドリンクをタオルで拭く。様子を見ていたが、拭き方が雑っ!手伝う義理もないので見守るが要領が悪い。
なんだかんだで状況は収まる。裸の大将が電気を消す様子がないのでユアンマクレガーが部屋の電気を消す。すぐさま裸の大将は上のベッドの枕灯をつける。しかしここの二段ベッドはカーテンは無いし、さらに左右に半分ずれた形になっており上の明かりが下にモロ影響する。ユアンマクレガーはぶつぶつ小声で文句をいっているが裸の大将は気にしていない。僕も充分に眩しい。窓側に乾かしていたタオルを上のベッドに挟み、カーテン代わりにするが効果は微妙~。
続いて、裸の大将は下のベッドの棚部分に置いたノートパソコンの電源を入れた…そこまではまだいいが、次の瞬間、僕のベッドに座った。即座に僕は「What are you doing!? this is my bed! Don't sit dawn here!」と怒る。こういう時はすらすらと英語が出てくるもんだ。裸の大将は「え?」という表情で立ち上がる。「え」じゃねえよ。
トイレか何かでいなくなった時にユアンマクレガーが上のベッドの電気を消す。しばらくして帰ってきた裸の大将はようやく状況を理解したのか、ガサガサビニールの音がうるさいが上のベッドに横になったようだ。
なんだったんだこの攻防。
こちらも疲れていたのですぐに寝れた。(→次の日を読む)
※1香港ドル=14.8円として計算後、四捨五入。
※2017年1月18日の旅行記です。
【本日の香港のゲストハウス(安宿)】
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