■はじめに
京都にあるゲストハウスひつじ庵オーナーの のり です。
2017年4月25日、西本願寺のライトアップに行って来ました。
西本願寺のライトアップといえば前回、2016年の10月に初めて催行されてその際も行ったのですが、
今回は普段観れない書院もライトアップされるということ、前回 撮影禁止だった 飛雲閣も撮影できると聞き これは絶対行かねばと思い、自転車で行ってきました。
■西本願寺ライトアップ(西本願寺花灯明) 場所
西本願寺(にしほんがんじ)は京都市下京区、京都駅から北西 徒歩10分ほどに有る仏教寺院です。(京都駅からすぐ北に位置するのは東本願寺ですので、そことは間違えないように。)
浄土真宗本願寺派の本山。山号は龍谷山(りゅうこくざん)で、西本願寺は通称であり、正式名称は「龍谷山 本願寺」です。
住所は「〒600-8501京都市下京区堀川通花屋町下ル」。
通常、西本願寺は東側の門から入るのが一般的ですが、この夜間拝観の時は南側にある「唐門」の少し西側の「大玄関門」からの入場となります。
自転車もその辺りに停められますので、係員の誘導に従ってください。
■西本願寺ライトアップ(西本願寺花灯明) 開催日程・時間・入場料
【日程】
2017年
4月25日(火)~5月2日(火)
5月9日(火)~5月16日(火)
5月24日(水)~5月31日(水)
【時間】
19:00~21:30(最終入場は21:10まで)
【入場料】
入場料は、受付で「H28年 熊本地震災害義援金」への協力のお願いということで募金箱が設置されていていますので いくらか入れましょう。
私は今回 500円 支払いましたが、それだけの価値はありました。
【関連サイト】
●第25代専如門主伝灯奉告法要協賛行事 「西本願寺花灯明 ~夜の参拝・特別拝観~」について
※西本願寺のホームページ、このイベントの詳細はこちら
※前日の試験点灯の新聞記事です。
● 今しか楽しめない夜の国宝!ライトアップされた京都・西本願寺が美しすぎると話題!(関西ウォーカー)
※一般拝観者には撮影不可の書院の写真も紹介されています。
※半年前に初めて行われたライトアップの記事です。
■では中に入ってみましょう
西本願寺南側にある唐門近く「大玄関門」で入場受付。
最終入場受付は21:10ですが、私は5分前くらいに入場。結構 慌てて拝観することになりました。見どころが多いし素晴らしい遺構を直接みれる貴重な機会ですのでゆっくり拝観する為に、遅くとも20:30には入場できるようにしましょう。
受付では、栞と龍谷ミュージアムの割引券と書院ガイドブック(この冊子が結構良い)がもらえます。
入場してすぐ右手に唐門、外からは いつでも見れますが、その内側の姿です。きらびやかな装飾が見事です。国宝です。
ここを突き当たって左に進むと「書院」があります。
入口でビニール袋を貰い靴を持って入ります。すぐにグッズ売り場があります。
通常は特別に申し込まないと見れないところです。しかも今回は初めてのライトアップ。
内部の襖絵などに貼られた金箔が薄明りに照らされ荘厳な雰囲気になってます。昔はユラユラ揺れるロウソクの明かりでより魅力的だったでしょう。
ふすま絵、天井絵、欄間彫刻、庭、能舞台などなど、非常に見ごたえがあります。
イメージとしては二条城の二の丸御殿を想像していただければよいかと思いますが、私はこちらの方が好きですね(二条城よりはずっと小さいです)。通常拝観として、入場料をとって開放しないのがなんとも勿体ない。
以前、昼間の特別公開のときに観たことが三回ほどありますので、今回は(時間がなかったので)結構早歩きで観ましたが、ゆっくり味わうのをお勧めします。
※書院は撮影NGです。
書院を出たあとは、いよいよ「飛雲閣」へ。
元々は豊臣秀吉の聚楽第の時代(1587年)に創建され,寛永年間(1624‐44)に現在地の場所に移されたと伝えられてます。三層の楼閣で金閣・銀閣とともに京都の三名閣と称されてます。
昔は 小舟で渡って「舟入の間」から入ったそうですよ。
ちなみに国宝です(ドヤっ)。
池に映るリフレクションが美しいです。半年前に公開された時は写真撮影禁止でしたが、今回はOKです。但し三脚は禁止。
この写真は手持ちで撮影、思いっきり露出をアンダーで撮ってRAW画像を現像ソフト「Adobe Photoshop Lightroom 6」でPC上で現像しました。
入場ギリギリに行ったこともあって人のいない写真を撮れてラッキー。
飛雲閣を出ると、竹細工の照明。雅ですねぇ。
御影堂です。半年前のライトアップの時はお隣(北側)の阿弥陀堂と合わせてライトアップされてましたが、今回はこちらだけですね。
白系の明かりで上品な感じです。
御影堂の前のイチョウ。秋には全部黄色くなって綺麗ですよ。
左に小さく人が写ってるのが見えますでしょうか?デカイです。雄大で見事な姿!新緑も良いですねぇ。
東側の御影堂門が出口。21:30の閉門と同時に出ました。
私はチェックインの関係で 拝観のスタートが遅れましたが、
もう少し早くいきましょう(^_^;)
自転車を停めているので南に下がって 北小路通を通って 唐門を 外から見て 駐輪場へ。
はぁ、満足満足。
■スライドショーにしてみました(youtube)
※今回 撮った写真と、別の日にもう一度 撮りにいった写真を
スライドショーにしてみました。
■使用カメラについて
このライトアップに使用したカメラは、一眼レフカメラではなく小さなコンパクトデジタルカメラ。
↑RICOH デジタルカメラ GRII APS-CサイズCMOSセンサー ローパスフィルタレス 175840
センサーはAPS-Cで、ズーム無しのレンズですが、一部の写真好きに「最強のスナップシューター」として 非常に愛されている名機です。一眼レフのサブとして利用している人もいるようです。
↑ Canon デジタルカメラ PowerShot G7 X MarkII 光学4.2倍ズーム 1.0型センサー PSG7X MarkII
しばらくGR2 一台を愛用してましたが、さすがに 望遠側も撮りたい欲求が抑えられず、購入したのがこちら。コンパクトデジタルカメラ市場でソニーのRX100m3と 人気を二分していますが、色々検討した結果 こちらのキヤノンのG7X mark2 を選びました。ズームで望遠側も撮れる、バリアングルで自撮りや無理なアングルでもモニタを見れる、タッチモニタで操作性も抜群です。
以前 私は一眼レフカメラを使ってましたが、旅と普段使いに あの重さと大きさには少々堪えて 正直ストレスでした。
それで買い換えたのがコンパクトデジカメ。
実際、このデジカメ二個体制にしてから写真の楽しさを再発見しています。
結局、重くて大きな一眼レフを持ち運ばなくても、小さなショルダーバッグにしのばせて、ひょいひょい撮影して、RAW画像をPCソフト「Adobe Photoshop Lightroom 6」で現像するすると、かなり見違えるように綺麗な写真になるのです。
お勧めですよ!
■写真本「最高の1枚を「撮る・仕上げる」で生み出す 超絶写真術(インプレス)」
↑「最高の1枚を「撮る・仕上げる」で生み出す 超絶写真術(インプレス)」
夜間撮影のRAW現像はこちらの本を参考にしました。
撮影時の絞り値やシャッタースピードはもちろん、RAWのLightroomによる現像の具体的なパラメータが載っていたりします。
特に別所隆弘さんの解説は 非常に為になりました。
こんなエモーショナルな写真って「どうやって撮っているんだろう?」って思ってましたが、実際は、「こうやって後処理してました」という一種のネタバレがよく分かる本です。
逆に後処理前提で、撮影時に気を付けるポイントというのもでてくるわけでそのあたりの写真術、加工術が分かりやすく解説されていて非常にお勧めです。
■あわせて読む
→京都タワーサンドKYOTO TOWER SANDOに行ってみた
※西本願寺の後は 2017年4月にリニューアルされた京都タワーのレストラン街へ