6:12起きた。昨晩は結局 3回ほど目を覚ましたくらいで、基本的によく寝れた。
じいちゃんが 奥さんに「山が見えるぞ」と興奮しながら声をかける。この歳でも無邪気でいいなぁ。
ある駅で、隣の男達は降りていった。挨拶できてよかった。
おばあちゃんがスタッフにどこか聞いていて「Quang ngai」と言われていたがグーグルマップ上ではまだまだだ。
顔を洗う。
外は雨だ、田んぼが広がる。自転車やバイクに乗ってる人は全身を覆うカッパを着て運転している。軒先で子供を抱えたお父さん。
ベトナム傘を被っただけの踏切で待つバイクのおばさん。
隣のコンパートメントは掃除が入り、すでに綺麗に整えられていた。
6:55 車内販売でゆで卵を買っている。二個で10kドン(47円)。
ベトナム人のおっちゃんも何か食べだした、気を使わせないように自分も朝食タイムとする。駅で買ったパンと、関空で非常食的に買ったビスケットを食べる。
7:45 車内販売でコーヒー売りにきた、おじいちゃ夫婦が頼んでたコーヒー二つで40kドン(188円)だった。
イギリスのおじいちゃんとまたも長話。
ken burns監督のドキュメンタリー 「ベトナム」ってやつが良かったと。
james clavellの「Shogun」って本も読んだ。
鉄道はもう少し海側だと思っていたが意外に陸側を通ってるんだな。
踏切には多くのバイク、脇に人がいて、人力でゲートを開け閉めしてる。
9:20頃、車内でベトナムの歌謡曲が流れ出す。誰かがスマホで流してるだけ?
スタッフが「ダナン!」って教えてくれた。
乗客が出る準備をしてあわただしくなる。
長距離列車の大きな駅に着く前のソワソワ感 好き。
9:53ダナン駅に到着。
線路を横断して反対側のホームに渡る。日本じゃありえないよね。
イギリスの夫婦とセルフィー。夫婦はタクシーでダナンのホテルに行くそうだ。ここでお別れ。
スタッフが気を聞かせてコンパートメントを移動させてくれなかったらどうなっていたか…この二人で列車の旅がより充実したものになった。
10:20 スタバみたいな大きな素敵なカフェを見つける。軽食と休憩とwifi使って今日の予定を考えるため。ストロベリーティーとデニッシュ73kドン(344円)。
ここダナンから行ける「バーナーヒルズ」の手に支えられた「ゴールデン・ ゲート・ブリッジ」にどうやっていくか、それは行く価値があるのか…、それを中心に調べたりした。
11:20 約一時間過ごしていたので、外へ。
歩いてる途中で雨降ってきた。
ホーチミンよりバイクは少なめとはいえ、歩道にバイクを停めているので、結局車道を歩く羽目に。
11:30 TNKトラベルのダナン支店に。
ベトナム人の女性とベトナムに詳しい日本人の兄ちゃんに色々相談。
話している最中に出た「ダナン何もない説」の一言が笑えた。
ダナンは名古屋みたいなものという例えがわかりやすい(実際 ベトナム第三の都市だし)
ダナンからフエへのアクセス、バーナーヒルズについてなど。結局今日は雨だし、バーナーヒルズはとりあえず行くのはやめ。またホイアンに行ったあとダナンに戻るかどうか決めかねてるがその時の状況次第だな。話が面白くて30分近く話してしまった。
12:05 頃出る。TNKトラベルのすぐそば大聖堂の前のところのバス停で待つ。ホイアンに行く欧米系カップル二人がいて安心。
12:24 ホイアン行きの「No1」のバスくる。
車掌が乗るときにグッと腕掴むのはなんなんだ?欧米系と座る席分けてるのか、カップルがある席(すでに座ってる中華系のカップルの後ろ)に座ると、いや、前座れと促す。自分はその中華系の後ろの席に座れと。なんなん?
やたらファファン クラクション頻繁に鳴らすなぁ。
12:47 五行山で欧米系が降りてった。河童着た観光客が、10人くらい乗り込む。
この五行山も行くかどうか迷っていたのだがこの雨だ…諦め。またホイアン行ってから決めよう。
12:55 料金回収 30kドン(141円)(歩き方では20kドンだったが値上がり、さっきTNKの兄ちゃんから聞いてたから良かった、ぼってると思い込むところだった)
外は大雨だが、バイクで移動する人たちは慣れたもんで、みんな特殊な雨合羽をバイクの前にかけ(ライトのところは透明になっている)、荷物等を守っている、これが日常なんだよね。
13:15 ホイアン着。
ホイアンの町から少し離れているので歩く。GPSで自分の位置が瞬時に分かる。Googleマップ様様である。かつては到着間際でガイドブックの地図と周りの風景で位置関係を必死に把握したり、わからない場合はこういうターミナルに到着してから右往左往しなきゃいけなかった(待ちわびたバイタクとかホテルスタッフのいいカモになったりするわけです)。
すぐさま宿の方向に歩きだす。
13分ほど歩いて13:29 昨日予約した宿「Tribee ede」に到着。
レジの横に ランドリーサービスだろう、洗濯物をまとめたビニール袋が積みあがっている。ソファには仲良く会話している欧米系8人ほど(おそらくここで知り合った人達)。
予約時に分かっていたが、欧米系のバックパッカーが多そうな雰囲気でロビーからもその雰囲気が伝わってくる。
フロントは英語が流ちょうなベトナム人男性、チェックイン。13:30という時間だがチェックインさせてもらえるのはありがたいね。
パスポートキープ。キーデポジット100kドン。部屋は4階401。
ベッドは綺麗、一人 先客。ベッドの下に大きなボックスがあり、そこに荷物を入れるので部屋の見た目がスッキリする。
部屋にバストイレ付き。バスタブがある。
14:15宿から歩いてすぐのホワイトローズ。雨はやんでる。
ホワイトローズ70kドン(330円)。
レモンジュース20kドン(94円)。
これが名物のホワイトローズ。
なんでしょうこの謎な食べ物は…、餃子でもないし…でも美味しいですよ。
店の奥で女性たちが手際よく包んでます。他の店にも卸しているんでしょうね。
いったん 宿「Tribee ede」に戻り、フロントで明日の日帰り半日ツアー「ミーソンツアー」120kドン(565円)を申し込む。
こういうバックパッカー系の宿はこういう現地ツアーの申し込みも通常業務としてやっているので楽だ。
ここホイアン、たくさんのお寺や廟などがあり、それらの入場券をチケットオフィスで購入する必要がある。小雨が降っている中、地球の歩き方にあった宿から近いところはどんだけ探しても人に聞いてもなく、日本橋近くのところで購入。
五ヶ所入場チケット120kドン(565円)。
15:10 日本橋に到着。あれ意外に小さいなぁって橋を眺めていたら、
あれ?俳優の高嶋政宏じゃね?カメラマンやスタッフもまわりにいる。
撮影が終わったタイミングで日本橋に入場。チケットを一枚分使う。
すると今度はカメラマンが橋の外から、日本橋にたたずむ様子を撮影しているよう。
まわりの観光客は全く彼が芸能人だと分かっていない。日本人観光客は自分だけのようだ。
邪魔しないように時間を少し潰し、撮影が終わったタイミングで声をかける。
すると、ものすごく気さくに握手、お願いすると写真撮影まで(近くにいたスタッフさんに自分のカメラで撮ってもらう)。
BSかケーブルテレビの番組で「旅番長」という旅番組の撮影らしい。
かつてはタイやカンボジアなどを廻り、今回はベトナムをホーチミンからハノイまで縦断するという、自分と同じコース。YouTubeとかでも観れますよと。
いやぁ優しいし、実物はデカくてイケメン。
※余談ですが、京都で二回 それぞれ別の映画のエキストラに参加したことがあるんですが、二回とも高島さんと同じ場面で 妙な縁があります。
日本橋を出たところの右(この写真だと左手)の二階建ての建物もチケットが必要。
(この翌日 一枚余ったので見学すればよかった)。
コテコテの観光地ですが、町に活気があって好きですね。
ここ確かチケット使って入場(うろ覚え)。
観光局が何人か同じような雨合羽を着ていると思ったら、
路上でカッパを手売りしている人がいる、商売上手。
お腹が空いたので地球の歩き方に載っていた「TRUNG BAC(チュンラック)」に入る。
カオラウ30kドン(141円)。まぁまぁ。
カフェを外から眺めたり、道中の人間観察しながら東の市場の方へ。
市場の中、何かの売り文句の看板で中国語と韓国語があるが日本語がない…。
他の店のカフェとかでも韓国語があったり、ここベトナムでは日本人は商売対象とされていない。確かに町歩きをしていてもほとんど日本人に会わない。
色とりどりの野菜が並ぶ。
屋台のバナナなんとか20kドン(94円)。最初30kと言われたが立ち去ろうとするとすぐに下がった。
チケット使って「海南なんとか」に入る。
台湾の廟もそうだけど、いまいち中国式のこういう廟はどこも同じに見えてしまうね。
プラプラ写真を撮りながら、日没を待つ。
17:35 だんだん暗くなってきた。
ランタンに明かりが灯されてきた。
カフェのまわりにもランタン。
ベトナムは東南アジアと中国の文化がちょうどいい具合にミックスされ、また欧米のカフェ文化も取り込んで非常にセンスがいい店が多い。
川にはボート。対岸のカフェやバーが立ち並んでいる姿も綺麗だ。
オープンテラスになっているところに欧米系の観光客が思い思いの時間を過ごしている。
彼らは本当こういうの似合いすぎでしょう。絵になるわぁ。
ホイアンの夜景は最高だな。
路面にも店やランタンの灯りが反射して一層綺麗だ。
雨が降っているが、それがまた一段と夜景の美しさを際立たせている。
ゴージャスな橋を渡り対岸へ。
ランタンを売るお店。これ買っても自分の家や部屋には似合わないなぁ…。
一通り屋台街を歩き、再び川沿いへ。
ここのバーは欧米系で非常に賑わっていたな。生演奏も。
一人旅だとこういうお店に入りづらい(入る気にならない)ので、友人と来ておしゃべりして過ごしたかったかな。
宿に戻る途中、日本橋に立ち寄る。ライトアップ時はまた雰囲気変わるね。
18:50 宿「Tribee ede」に戻ってきた。
部屋に上がろうとしたら、建物の入り口と反対側に出て行く人がいる。出入り口の上には「プールアンドレストラン」、そうか予約時に予約サイト上で、みんなが飲んでいた写真をみたがそれか。この場所 チェックインの時に教わらなかったぞ…。
少し歩くとプールサイドにオープンテラス。近づくとバー。メニューを見ていると19時から春巻きパーティやるよと。看板を見ると曜日ごとにドリンクフリーとかいくつかかいてある。ここは毎日なにがしかのイベントをやりゲスト同士の交流を図っている。
今日水曜日は春巻きフリーとなっている。あと10分か。微妙にお腹に空きがあるのでどうしようかと思ってたところだった。15Kドン(71円)の缶ビールを頼んで待ってみる。
テーブルには春巻きパーティの用意がされている。
そのころからどんどんゲストが集まってきた。私はゲストハウスのオーナーをしているが欧米系のグループでのトークにはほとんどついていけない、いやな予感がして、少しでも話しやすそうなアジア系の顔をした男の前に場所を移動する。軽く挨拶して彼を「味方」に引き込もうとしたら、すでに彼は数泊目なのかあとにきた人達と「HEY」みたいに挨拶してトークを始めてしまう、しかも英語はこてこてのアメリカンイングリッシュ。
テーブルは埋まる、全員欧米系。
19:00 スタッフが椅子の上に立ち、「Hey guys!」「Yeah!」みたいなノリ。
マイクで春巻きパーティの段取りや、春巻きの巻き方などを指導する。もう何十回とやってきただろうトークも軽快。
基本的には中身は豚肉も含まれるので、ベジタリアンなどは一か所のテーブルに集められていた。
少し遅れてきたブロンドのねーちゃんが左前に座り挨拶してみるが、英語が全く分からない…向こうも「こいつダメだ」みたいな顔で他の人と会話しだした。これはヤバい、リア充とは正反対な自分の性格上 この状況はマズイ…けど春巻きも食べたい。
とりあえず、スタッフが説明したように、ライスペーパーに材料を丸め皿へ。いったんこれをスタッフが引き取り奥で油で揚げる、できた揚げ春巻きをサンチュ?に巻いてソースをかけたりして食べる。
ビールとよく合う、とはいえ周りと全く会話に入ることもなく、非常に居づらくなり、素早く 何個か食べて退散することに。いかに自分がパリピ成分ないのか思い知ることになった。もともとbooking.comの写真でもこういうパーティ的な宿だということは分かっていた。それを分かっていたうえでどんな宿か研修も込めてきたわけで、目的は達成されたかな。
ドミトリに戻り、しばらく日記などを書く。窓の外から先ほどの会場の賑わいの声が絶えない。春巻きは無料とはいえ、ビールは飛ぶように売れているだろう。
かなり長いこと一人だったが、ようやく二人帰ってきた。
23:30頃電気を消して二人とも寝たので、自分も寝る。
(←前日の旅日記)
※2019年1月の情報です。
※1ドン=0.0047円
1000ドン(1Kドン)=4.7円 として計算
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→ひつじ庵がお勧めする台湾・台北のゲストハウス(ホステル)4選
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住所: 京都市中京区姉小路通小川東入宮木町472-1
オープン: 8:00-11:00,16:00-21:00