4:40 目が覚める。ハノイ行きの夜行列車の中だ。昨日22:30頃に寝てから一度も起きなかった。
二度寝をして5:10頃、洗顔とトイレ。バイクや車のライトが路面に反射している。雨が降っていたんだろう。
5:26列車のスタッフが強制的に照明をつけた。もうすぐだ。
5:32ハノイに到着。ほぼ時間通り、ベトナムの鉄道はしっかりしてるね。
駅舎に入り、待合所があったので、そこで明るくなるまで待つことに。今日泊まろうとしている「EZstay Hanoi」には昨日の朝と昼に何度かメールを送ってあるのだが返事がなかった(あとで分かったが、迷惑メールに入ってた)。開くのが8時からだ、まだ二時間半ある。少し待って町歩きして宿に向かってみようと思っていた。すると座ってるベンチの後方から日本語の会話が聞こえる。
70歳超えたくらいの二人の男性。ちょっと話しかけて、トイレに行きたいので荷物を見ててもらうことに。
トイレから戻り会話。一人はベテランバックパッカー、リタイアしてからもディープなところを回ってる人(ベトナムは4回目くらいみたい)、もう一人はその友人で一緒についてきたそう(ベトナムは初めて)。彼らもホーチミンから北上してきたそうだ。なかなか話が楽しくてあっという間に一時間。外が明るくなってきたので駅をでることに。
6:45 二人とお別れして一人で外へ。
駅の前で小さなカフェがある。欧米系が4人くらいいる。おそらく同じ列車に乗ってた人で時間を潰してるのだろう。Wi-Fiあるみたい。しかし、あったかいもの食べたいので、となりのおばちゃんのヌードル屋で食べることに。
ビーフフォー?40kドン(188円)。乗ってる具材やスープは美味しいが麺がインスタントみたいなやつだった。
まだ早いが歩いて「EZstay Hanoi」に行ってみることに。入り口がわかりづらい。本当は宿の場所だけ確認してぶらぶらあたりを散策して8時に戻ってくるつもりだったが、宿の前に着いたら雨が降ってきたので、(屋根付きの空間になっている)玄関前で待つことに。
8時 2分前に、一人 日本人の若い男性が来た。
フィリピンで留学しててからのハノイインでベトナム初日。空港に深夜について寝れてなかったそう。
8時ちょうどにチャイムを鳴らした。
出てきたのはベトナム人男性。あれ?よく調べもせず予約したが日本人店長じゃないのか?絶対寝起き。すげー寝ぼけてて且つ日本語がカタコト。しかもイマイチ話が噛み合わない。こんなスタッフじゃあ日本人宿に泊まるメリットがない…ダメだコレと一瞬帰ろうかと思ってたら、しばらくしてベトナム人の小柄な女性が降りてきた。こちらはしっかりしてる。話もスムーズ、良かった。
メールは返事をちゃんとくれてたが、迷惑メールに入っていて気が付かなかった。そこには早朝にハノイに来るならチャイムを鳴らしてくれればスタッフが出て、二階の共有ルームで仮眠オーケーと書かれていた。気づかなくて損した…そうかぁ。親切だな。
自分は宿を一人でやっててオープン前の時間にチャイムを鳴らされる(起こされる)のは非常に機嫌が悪くなるので、オープンの8時まで待ったのだが。
客はいないそう。数日間(1週間くらい)休みにしていて、今日からスタートだったそう。(それさえも知らなかった、一日でも早ければ泊まれなかったということか)
なので、三階にあるドミトリーのマットを乾かすように立ててある。カーテンもそれぞれのベッドについているそうだが洗濯中だそうだ。
二泊の申し込みと、明日のハロン湾、明後日のチャンアンのツアーの料金支払いと予約をした。
ハノイから日帰り旅行で同じようなジャンルの「チャンアン」と「タムコック」どちらか迷ったが、ネットでその場で調べてチャンアンの方が評判が良さそうなのでそちらにした。
シャワー浴びるのがオーケーだそう、有難い。そうそう…夜行バスとかで到着するゲストにはそうさせてあげたいね(当宿はオーケーの時とダメな時がある。前日満室とかだと他のゲストを待たせるので断ってる、シャワー一つしかないので)
スッキリした。
もう一人の日本人ゲストは二階の共有ルームで寝袋使って寝てる。彼はたまにいる「オレは海外留学したりバックパッカーやって旅慣れているぜ」的な風を吹かせていて、愛想が悪い。
意外に時間かかってしまったもう10時だ。
残りのお金がわずか。近くのATMを教えてもらったのでお金を下ろして観光することに。
傘をさし、宿をでて数メートル北、ATMのすぐ手前の赤信号を待ってると、向かい側で、さっきハノイのベンチで会話した日本人じいちゃん二人組がいた。
彼らはホアンキエム湖の北あたりの安宿に直接行って泊まるか、ラオスの北の町(ベトナム戦争でフランス軍が撤退したところ)への夜行バスをとって移動するかと言っていたのに。なぜ今こんなところに?
信号が青になり、話してみると、目当てのバス会社の応対がイマイチで今日の移動は諦めた、宿もどこも高かったから、僕が泊まると言っていた「EZstay」 に来たとのこと。ATMで2000kドン降ろしたあと、一緒に宿へ。
二人を宿のスタッフに引き合わせ、自分は観光へ。今日はわざわざ日本人宿選んだのにゲストが少なくてがっかりしたところだったが、この人達がいるなら良さそうだ。
ハノイの町は広くて観光地が散らばっている感じ。まずは一番近いいところ宿から西へあるいてすぐの「文廟」へ。
10:35 入場料30kドンだったかな(141円)。
ここは1070年に建立された孔子廟。ベトナムで最初の大学が開設されたところだそう。
雨が降る中 歩きます。
ベトナムは中国文化が色濃く残ってますね。
その後11:30 タンロン遺跡に来たが、チケット売り場の建物に入れたがスタッフがいない。どうも様子がおかしいと思ったら休館だったようだ。残念。
歩いていてみつけたカフェ「Cong」。
内装が非常におしゃれで入りたかったが、まだ観光し始めたばかりなのでスルー。
12:05「一柱寺」無料。1049年に創建したジェンフー寺内の楼閣。
そこからすぐ近くの「ホーチミン博物館」に来たが休館。
荷物検査をくぐり「ホーチミン廟」の前、外から眺めただけ。
手前に広い空間。
こういうところの警備員が微動だにしないところ凄いね。
そのまま北方向に突き抜ける。
チュクバック湖を観ながらだらだら。
そばの「鎮武観」は中に入るの迷ったが外から眺めるだけ。
「チャンクオック寺(Tran Quoc Pagoda)」を目指して歩く。橋を北へ渡り切り大通りのYen Phu通りを少し南下。そこから右下の方の路地が面白そうだったので南東方向に歩く。
この通りが大当たりだった。
観光客は全く見ないが、ごちゃごちゃした中におしゃれなカフェなどが点在している。
増築を繰り返した魔改造された建物が面白い。
お腹が空いたがお目当てのバインミーの人気店「BANH MI25」に行くまで我慢。
そういえばKFCやロッテリアは見たがマックがないのはなんでだろう?
路地奥のいい感じの小さな本屋さんを覗いたり、
プラプラ。
何でもかんでも自転車やスクータで運ぼうとする気合が凄い。
まったく観光客が入らない市場。この薄暗い感じ、床の湿り気、匂い、いいね。
ドンスアン市場のそばまで来たが、お腹が空いた…。
1月、ベトナムは中華圏の国と同様、旧正月の準備のための中国風の飾り付けが売られている。
以前一月に台湾行ったときも同じ風景だったなぁ。
13:55 「BANH MI25」到着。
最初 バインミー作ってるところで注文しようとしたら、斜向かいにカフェスペースへと促される。
口コミで人気に火が付いたバインミー屋さんだそうだ。
そこで注文、ハニーアンドチキン25kドン(118円)。もちろん美味しいがホイアンの人気店の方が美味かったな。
ロンリープラネットとかにも載ってるんだろうか、欧米系でいっぱい。韓国人二人組、日本人女性二人組も入ってきた。
欧米系はビール頼んでる。アジア系は甘い系のジュース頼んでるな。
14:45 「ドンスアン市場」フィギュアの店もあったが基本的には洋服や靴やバッグなどのお店がズラッと。
市場をでて湖へ。
ホアンキエム湖の中のゴックソン祠。ここはさすがに観光客多いな。
韓国人はパラパラいるけど、こういう観光地でも日本人には会わないなぁ。
湖から西へ歩いて、大聖堂に行くところの角を曲がると、なんとまた高嶋政宏さんと遭遇!五日前ホイアンの日本橋で会ったけどティーシャツ屋にちょうど入っていくところだった。まさに撮影中。
店の外にいた一人のスタッフはホイアンで僕と高島さんのツーショットを僕のカメラで撮ってくれた人、僕のこと気づいてくれて「おお!はるばるまたハノイまで!」と一言言った後、手持ちの小型カメラで仕事を継続していた。
店から出た時(撮影が終わったら)声かけようとしたが、ティーシャツ屋から買い物して「いいもん買った」と言いながら店を出て、そのまま町歩きをしながらの撮影続行なので、邪魔しちゃまずいので遠くから写真を撮るだけにした。お互い北上するコースなのでホイアンのあと会う可能性はもちろんあったが、観光地ではなくこんな街中で遭遇するとは。
惜しむらくはあと三分早いか遅いか だったら、ばったりと会えてまた会話できたのにぃ。
16:05 ハノイ大教会(セントジョセフ協会 St.Joseph's Cathedral)。
教会の前の広場で子供たちが遊んでて和む。
中で少し休憩。
16:30 教会から南に少し歩いて「ホアロー収容所」入場料30kドン。
ここは名前の通り重い遺構のはずが、エントランスに「ハッピーニューイヤー」なんて明るいボードがかかげてるもんだから場所間違ったかと思った。
ベトナム戦争時におけるベトナム人民軍の捕虜収容所として使われていた建物。
1キロ㎡にも及ぶ式地内に最も多い時で2000人以上収容されていたそう。
かつての建物は半分が取り壊され1997年に残りの部分がこのように一般公開されるようになったそう。
館内は、独房や集団房の内部の様子が人形で再現されていたり、ギロチン台や道具類も陳列されている。
30分ほどかけて回る。
外に出て宿に帰る。
途中 日本でもおなじみの「ビアードパパ」があったのでシュークリーム(値段 メモし忘れ)。日本的なスイーツは幸せになりますね。
17:15頃 宿「EZ Stay Hanoi」に到着。
この宿のマネージャーと会話。彼は日本語ペラペラ。
チャンアンツアー代(1040kドン=4901円)と
宿代二泊(230kドンx2泊=2168円)
合計1500k払う。
手元のドンの調整の為、USドル現金でハロン湾ツアー代39usd(4262円)
6時 日本対KSAサッカー始まった。
日本人おじいちゃん二人組と延々会話。昔の東南アジアで仕事をしていたらしい。
そのあたりの現地人と小旅行したとかその彼女の田舎の家に行った話とか、面白すぎる。
朝一緒にチェックインした若い日本人がそばにいて、会話に微妙にまざりたそうだったが、私のインドやチベットの話、おじいちゃんのディープな話を聴き耳立ててる感じだったが、朝の自分への態度がきにくわなかったので 無視。
(若くて海外経験したあとヘタにオラつく人いるけど 人を舐めると得しないよ…(^^;)
20時くらいになり流石にお腹が空いたので、おじいちゃん二人と別れ外へ。
色々歩き回ったがイマイチいい店が無く、結局路上で売ってた焼き鳥10kドン(47円)。
閉まりかけてた小さな店でパン10kドン(47円)を購入。
宿に持ち帰り食べる。おじいちゃんの一人は寝てしまったが、もう一人林さんはまだ残っていたの話が面白すぎる、沢木耕太郎の一歳上。父親の影響か息子さんもアジアを旅したそうな。
キリがないが明日早いので就寝することに。
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※2019年1月の情報です。
※1ドン=0.0047円
1000ドン(1Kドン)=4.7円 として計算
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