■伏見稲荷大社じゃなくて伏見ですよ
5月末にお酒の伏見に行ってきましたよ。
あえて「お酒の」とつけているのは、伏見稲荷大社があまりにも有名でかつ人気で通常「伏見」といったら伏見稲荷大社と連想されてしまうため。
月桂冠や黄桜などの日本酒の酒蔵があって、お酒で有名なところですが、
日本人も海外のゲストさんも、ここに行く人は、ほとんどいません…。
場所は京都駅からみて南、伏見稲荷大社よりもう少しだけ南のエリアです。
私は、このゲストハウスひつじ庵から15分歩いて京阪電鉄の「三条」駅から乗って、
「伏見桃山」駅で降りました。
15分程度270円ですね。
京都駅からでも近鉄とJRで10分程度で行けちゃいますよ。
■大手筋商店街・伏水酒蔵小路・大正10年創業ササキパン
川沿いの桜が綺麗で、その桜を観に来たり、それ以外でもなんどか来てますが、
この日は宿を休館にしたので、プラプラ歩きに来ました。
京阪の「伏見桃山」駅を降りてすぐの西にまっすぐ伸びる「大手筋商店街」。
ここはモスバーガー・マクドナルド・KFC・カルディ・なか卯・鳥貴族などなどお決まりのチェーン店がコンパクトに凝縮していて、普通に超便利です。
平日でしたが人通りも多かったですね。
今回のここの伏見に来た目的の一つ、こちらを見学する予定…だったんですがなぜか外観を撮るだけでスルーしてしまって、自分は何をやってるんだと…。
(お腹すいてなかったので伏見の観光終わった後 夕食に来る予定だったのに…)
「伏水酒蔵小路」、日本酒のテーマパークとなってます。
ここは比較的新しい施設(2016年オープン)です。居酒屋・もつ鍋屋・イタリアン・ラーメン屋など8つの飲食店が入っている施設です。
もちろん伏見の日本酒がぞんぶんに楽しめる仕様になってます。
かつて話題になったのは17蔵のきき酒セット「粋酔(きっすい)」(1,700円)ですね。小さなグラスに伏見の酒蔵のが17種類が楽しめるセットです。インスタ映えでもツイッター映えもするヤツですね。
かつて当宿の日本人女性ゲストさんもチェレンジしてました。
(※ちなみに私はお酒弱いので、このセットはまず無理です…。)
さて、今回ここ伏見に来た一番の理由がこの「ササキパン本店」に来ること。
以前のブログ「まるKさんインタビューその1~パン屋・カレー屋・うどん編」でこのパン屋さんのことを聞いていたのでいつか行きたいと思っていたところ。
見てくださいよこの外観。リアルに「昭和かっ!」って声が出ますよ。
なぜか店内の棚にはほとんど商品が無くて…
店先にこのように並べられています。
「サンライズ」と「メロンパン」を購入しましたよ。
もう…手書きの札とワープロで出力したような札がなんとも言えないいい味出してます。
ネーミングもイイ。
「スティック」「コーヒーカット」「アップルクリスタル」「調理パン」
「しゃきしゃき青森ふじりんご」
レジの横には「最高級食パン」。
この赤と青と星マークの包装 いい味出てます。最高級なのに230円、安い!
スタンプで押した料金も味があります。
ここササキパン、創業が大正10年ですよ、奥さん。
西暦に直すと1921年です。sinceで書くと「since1921」です。
あと二年で100年ですよ!!
Wikipediaでこの年なにがあったか調べたら原敬首相が暗殺された年ですよ!
これでも京都のパン屋さんの中で、創業が4番目って、京都の凄まじさよ。
ちなみにこんな外観なのに、QRコード決済のpaypayで支払い可能でしたし、
実際にメロンパンをpaypayで払いましたよ。
おそらくもう100年後の2119年には顔認証でメロンパン買えるようになってると思います。
■酒蔵「黄桜」さん
商店街を歩いていて、某 超有名人気ホステルが新しい宿を建設中の看板を発見しました。
目の付け所が流石です。どこかは内緒にしておきましょう。
さていくつか酒蔵がありますが、「黄桜」さんへ。
かっぱっぱー♪かっぱっぱー♪の河童のCMで有名ですね。
たしか子供の頃は「笑点」か「サザエさん」の番組中にみたような記憶があります。
売店では日本酒や塩麴などなどたくさん売られてます。ツアー客らしきおじちゃん、おばちゃんが沢山いましたね。
ふとレジのそばを見ると小さいカップですが100円で日本酒が飲めるじゃないですか。
吟醸生酒の方を飲みましたよ。美味しかったです。
資料館のようなものが併設されてます。お酒のっていうより河童の資料館みたいになってます。
尻子玉の説明。水死者って肛門が開いてるんですか??
これかつて何かで読んだことありますが、
川などでおぼれてギリギリ助かった人が、低酸素で脳みその機能がやられてしまい、命は助かったがまるで魂が抜けたような状態になった…そのことから、水の底に引き込む河童という妖怪を生み出し、そしてその河童が尻子玉という魂を抜き出すって話ができた…みたいな話…。どうでもいいですかね(^^;
■寺田屋・長建寺など
はい、ここ伏見、竜馬通りなんてのがあるくらい竜馬ゆかりの場所ですが、
この写真は寺田屋です。
坂本竜馬の妻である「お龍」が風呂に入っているときに物音に気が付き、素っ裸のまま二階に駆け上がり竜馬に危機を知らせたって逸話がありますね。
もう7年くらい前かな入ったことがあるので元々入るつもりはなかったですが、ここに到着した時は、ちょうどクローズした時間でした。ガイドさんがいろいろ説明してくれますね。中にはその襲撃時についた刀傷なんてのもあったりしますが、
この建物が竜馬が襲われた当時の建物なのかどうかは…うーん…。気になる人は調べてみてください(^^;
ちなみに新選組の討ち入りで有名なのは三条河原町あたりにある「池田屋」です。名前が似てますね。
お酒の伏見で有名な撮影ポイント。
この季節、伏見十石舟も運行されますね。観光客で賑わってました。
(写真はこの日最後のお客さんを降ろしたところ)
長建寺、弁財天がご本尊です。
特徴ある門ですね。
テレサテンがなんたらかんたら 看板もあります。
お決まりの構図。写真撮影用でしょうか、いつも固定でここにありますね。
この季節は新緑が綺麗です。
桜の季節はここも有名なスポットです。
さてさて日が暮れ始めてきました。
閉店間際のお土産物屋さんへ。
立派な建物です。
伏見の酒蔵のお酒が並びます。
ここ伏見で有名な「鳥せい」さん。
いつも混んでますね。
北側は湧水が組めるようになってます。
ペットボトルを持った人が並んでますね。
ここ伏見、美味しい水があるから酒蔵が沢山あるわけですね。
今回初めて気が付きましたが、伏見桃山駅のそばにこんな居酒屋通り(?)が。
お好み焼き屋、串カツ屋、ラーメン屋などがあります。
会社帰りのサラリーマンに人気でしょうね。
ここはまた来た時にどこかのお店に入りたいですね。
まだ日没まで時間があるので、
駅から少し東に少し歩いて御香宮神社へお参り。
ちなみに、そのまま東の方に20分ほど歩くと伏見城がありますよ。
かつては遊園地があったようですが、今では公園とかスポーツ施設になってますね。
京都は二条城という「城」がありますが、外国人が想像する「城」ってこういう天守閣がある城ですよね。もう少しここも知名度あれば観光客増えると思いますがもったいない。
(※↑この写真は別の日に行った京都トレイル東山コースにチャレンジした時に撮影したもの)
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さて、いかがでしたでしょうか。
(私は何度も来てるので今回行かなかった場所も結構あります…)
ローカルな商店街歩いて、創業約100年のパン屋でメロンパン食べて、竜馬通り歩いて、寺田屋入って、酒蔵(黄桜・月桂冠)を巡って、神社巡りして、十石舟に乗ったり、17種類の効き酒セット飲んでみたり、結構 盛りだくさんですよ。
京都に何度も来て、有名な寺社仏閣にほとんど行ってしまった方は、ここ伏見まで足を運んでみてはどうでしょうか。
■お酒の伏見へのアクセス
〇京都駅からなら、近鉄で「桃山御陵」下車がベスト。
JRで「桃山」駅下車でもOKですが少し歩きます。
〇四条河原町や三条あたりから行く場合は、京阪電鉄「伏見桃山」駅下車。
寺田屋に先に行く場合は「中書島」下車がベストです。
■あわせて読む。
→京都タワーサンドKYOTO TOWER SANDOに行ってみた
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住所: 京都市中京区姉小路通小川東入宮木町472-1
オープン: 8:00-11:00,16:00-21:00