■コロナコロス…
さてコロナコロナで毎日報道されてるなか皆さんいかがお過ごしですか?
私のコロナに対するスタンスを語ると長くなるので割愛しますが、
早く「日常」に戻ってほしいものです。
もうね、当宿はインバウンド6割か7割だったのもあって、
予約状況は散々ですよ…。
もう少し夏ころには光明が見えるかと思いましたが、ちょっと辛いですね…。
いまは結構 自分の中で諦めムードなのですが、
コロナ禍で、インバウンドが戻ってきた時に向けて色々 施策して
将来につなげようとあがいていた頃の成果を紹介しますね。
これが功を奏するのか、ゲストを迎えられないまま撤退となってしまうのか分かりません…(^^;
さてさて、
コロナ禍でやったこと大きく分けて下の三つですね。
〇コロナ対策としての備品導入
〇改装などをして魅力アップを狙う
〇オリジナルグッズなどを作り販促
それぞれ、解説していきますのでどうぞ!
■アルコールディスペンサー「キングジム テッテ」導入
コロナ対策として消毒するスプレーボトルを探してましたが、いいデザインのものが見つからず、しかもこのコロナ対策グッズバブルの中 単なるプラスチックのボトルなのに結構高い。
あと、店舗や施設の入口でアルコール消毒をする際に、ポンプの上部を手でプッシュするわけですが、そこをどうしても触るのが気に入らない。なので電動式でノータッチでアルコールが出るオートアルコールディスペンサーを探すことに。
amazonなどで調べるんですが、最近のamazonのラインナップはなんか怪しくないですか?商品紹介の一枚目の画像に色々画像加工していたり…日本語が変なレビューはかなり減ったとは思うのですが、イマイチ信用できません。そんな中見つけたのが事務用品で有名な日本企業キングジムさんのアルコールディスペンサー「テッテtette」。
デザインがシンプルで可愛い。私がツイッターで紹介したら他のゲストハウスも導入決めたところがチラホラ。
youtubeで紹介動画まで作ってしまいました。これは本当にお気に入りです。
■女性ドミトリーに空気清浄機を導入
ドミトリーにシャープの「加湿 空気清浄機 プラズマクラスター 7000 スタンダード 13畳 / 空気清浄 23畳 2017年モデル ホワイト KC-H50-W」を導入しました。
和室はタダでさえモノが多くてごちゃごちゃしてるので導入は見送り。その点、相部屋は気にされる方はいると思いますので置いてみました。
一つか二つ前の型なので結構安く買えたと思います。
■洗面台まわりをコロナ対策仕様に
洗面台の上部に台を制作しました。
基本的にコロナ禍での宿の設備としては、共用の手拭きのタオルはNG。
となると、(それぞれのゲストさんがハンカチ持っているわけじゃないので)ペーパータオルが必要なのですが、それを置く場所がない。
もともと、朝や寝る前にゲストさんが利用する際に、歯磨き粉やコンタクト類を置く場所が、狭かったんですよね。なのでこれを一挙に解決するために台をつくることになりました。
木工の造作部分は、寸法を指示して大工さんにお願いして、上面のタイル部分は、自分でタイル貼りしてみました。
結構 ゲストハウスオープン前の改装ブログとかで 自作で洗面周りのタイルを貼っているのを見て、ああ面白そうだなと。あと、洗面台の周りにタイルが貼ってあると 暖かさというか愛情みたいなもの感じませんか?私だけですかね?
で、この洗面周りで購入したもの三つを紹介していくと、
〇ヤマサキ実業のペーパータオル用の BOX
鉄製で重さがあるので、ペーパーを引っ張った時に浮きません(持ち上がりません)。
とっても良いです。
〇ヤマサキ実業ゴミ箱
それを捨てるゴミ箱、もともと無印の小さなゴミ箱があったのですが、それではすぐに一杯になるので大きなものを購入。
それにしても、このペーパータオル方式、予想以上に無茶苦茶ゴミがでます…。このシステムにしてから、一日いるゲストさんが最高でも二人なんですが、それでもゴミ箱が7割くらい埋まります。これ、いつかゲストさんが戻ってくるときにどうなるのか…。
〇オート泡ディスペンサー
これは初めの方に紹介したオートアルコールディスペンサーと同様に、石鹸を使うときにポンプの上を手で触るのは不衛生なので自動で出すものがよいだろうと購入。
■外部 木製の面格子を造作
宿の顔ともなる正面の外観、オープン当初から気になっていた竹の格子。お金がかかるからいつか木製の格子に変更しようとずっと思ってましたが、ようやく実行。
↑BEFORE
↑AFTER
こちらが木製の格子に交換後。見違えました。
正面よりも角度をつけた写真の方が 結果が分かりやすかったか(^^;
■ツインルームの壁を網代仕上げに
1階のツインルームの壁が長い間 ただの木製の襖だったのを 網代模様の壁に改装しました。
beforeは、見た目は 黒い炭を混ぜた柿渋で塗っただけのもので、少し貧乏くさい感じだったのです。それと単なる数ミリの木の板だったので断熱性能はほぼ無きに等しい。ということで中央部分にスタイロフォームをいれました。
↑BEFORE
↑AFTER
網代の仕上げは通常天井によく使われている仕上げで、あまり壁には使わないものかもしれません、けっこう脆い素材なのでそのうち 破損させられないか不安ではあります…。
■共用ルームの畳の張替え
1階の共用ルームの畳、オープン時に既に結構経年劣化していましたが、だましだまし7年使用しておりました。ここ数か月、畳の縁がいくつかめくれて流石に みすぼらしくなってきましたので畳を新しく張り替えました。
↑BEFORE
↑AFTER
がらっと印象が変わりました。新しいイグサの香りがします。
下に防虫シートも敷きましたよ。
■庭のライトアップ
夜の庭は真っ暗になってましたが、ライトアップしてみました。
amazonで色々 調べていてもわけわからないメーカーは、いまいち信用できないし…で迷っていたけど、パナソニックのLEDライトを見つけてこれだ!と。
何故これを早くやらなかったのかというくらい気に入っていますし、ゲストにも大変好評。
外部のコンセントの増設が必要と思い、外部給湯器の電源からコードを引っ張ってきて外部電源を増設してもらったのだけど、いざLEDスポットライトを購入してみたらコードが長くて工事は必要なかったという…。
このPanasonicのLEDスポットライト、オンオフのスイッチが無いのでプラグを抜き差ししないといけないことが少し難点ですが、モノがしっかりした作りで有名メーカーですのでお勧めだと思います。
■和室の和風照明器具(和風行燈)
ずっとずっと和室に必要と思っていましたがようやく購入。
オープン当初からある無印良品の懐中電灯と行燈(あんどん)を兼用できる商品を置いてましたが、やはり不便なんですよね。
(懐中電灯が行燈を兼ねるというチェックイン時の説明を聞かなかった人もいるでしょうし)
というのも、コロナ禍で全然ゲストがいないもんだから、私は客室で毎日 寝ていたんですが、就寝前に天井のライトを消してすぐに真っ暗になるのは、ちょっと都合が悪い、これはどうしても必要だなと。
コードの中間にスイッチがあるので、布団に入って少しスマホやったり友人と軽く話したりしながらしてから、枕元でオフができます、そうやって眠りたいですよね。
まずは一つ買って、かなり良かったので、追加でもう一つ同じものを購入。一階のツインルームと二階のトリプルルームに置きました。
■ノーゲスBOY関連グッズの制作
〇ノーゲスBOY Tシャツ
コロナで予約が壊滅的になり、毎日毎日ノーゲストの日々、ふと落書きで書いた男の子から誕生したノーゲスBOY。ここから勢いでTシャツを制作してしまったのです。
そのあたりの、制作風景や 販売手段などはこちらのブログ記事へ。
白とグレーがあります。
これはプリントスクリーンで原盤代がかかってますが、諸事情で再度作ってもらうことは不可能になり、初期に仕入れた分で販売終了となります。2000円で販売しています。
UTmeというサイトではトートバッグなどオンデマンドで買えますのでそちらでもどうぞ。詳しくは(→ひつじ庵オリジナルTシャツの裏側)へ。
〇温泉タオル(2種類)
温泉タオルをつくりましたよ。二種類作りました。
一つはひつじ庵ロゴとノーゲスBOY両袖印刷。
大阪の業者に頼んだ日本製のタオルで結構 上質。奮発して両袖印刷したもんだから原価が高くついてしまいました。
300円で販売しています。
もう一つは、ノーゲスBOYだけのタオル。
こちらはロゴの印刷(原盤代)が無料というキャンペーンを見つけてしまい、勢いで作ったもの。こちらは中国製ですのでお求めやすく100円です。
〇ノーゲスBOYロゴ入りミニステンレスボトル
今年 無茶苦茶売れたというミニステンレスボトル。流行に乗ってこのミニボトルでオリジナル商品を作ってみました。
容量は140ml。ポケットに入る大きさです。今までこの大きさ、ありそうでなかったですよね。オフィスとの行きかえり、犬の散歩時、お薬を常用している人などの需要があったようで今年 大ヒットしたようです。
色は、赤・青・緑・黒・ピンク。
私は緑がお気に入りで町歩きするときに麦茶をいれて持ち歩いてます。
ひつじ庵で980円で販売しています。
もし郵送してでも買いたい人がいたらご連絡ください(郵送代は後で調べます(^^;)。
〇クリアファイル
もうなんかこれは完全にノリで作ったもの。
販促のサイトを見ていたら、サービス価格だったみたいだったので、勢いで作ってしまった。私は 観光地とか美術館にいくと結構な確率で クリアファイル買うんですよね。
■缶バッジマシーン
以前 大阪で黄色いラバーダッグが来たイベント会場に行った際に、屋台が出てて、そこで300円くらいで自分で手書きで描いた紙から缶バッジが作れたんですよね。
当宿ひつじ庵でもゲストさんの持ってる写真やイラストを目の前で缶バッジとして作れたら面白いんじゃないかなって思って購入しました。
■ノーゲスBOYオリジナルスタンプ
もともと当宿にはひつじ庵のロゴや京都をあしらった図柄のオリジナルスタンプがありましたが、そこにノーゲスBOYも参戦。
旅の思い出に?興味本位で?手持ちの手帳に押してください。
このスタンプがあるのは世界にひつじ庵だけ!!
■オリジナルLINEスタンプの販売
LINEにおいて オリジナルスタンプを作ってみました。
これは友人数人に教えたのみで、ブログでもTwitterでも公には告知してませんでした。
ほとんど儲けが無いですし(一個売れても40円くらいだったかな?)、
自分が楽しめればいいかなと思っていたので、特に宣伝しませんでした。
とはいえ、コロナ禍でやったこととしては 自分なりに面白い試みだったので
ここでお知らせしますね。
LINEスタンプ販売ページの中の「カテゴリー」のなかの「クリエイターズ」(「公式」ではない)を選んで進んで検索窓の中に「丸刈り坊やの日常」と検索してもらえると出てきます。
手書きのイラストそのものは全部で20分もかかってなくスラスラ描きましたが、
使い慣れないソフトで背景を抜いたり、色を塗ったりがかなり手間がかかりました。
文字のフォントが太字だったり普通の文字だったり 色々 おかしいですが(気づいてはいた)、自分で使うだけなのでいいでしょ?と自分に甘いクオリティです。
40円程度しか利益は入りませんが(しかもある程度の収益が溜まらないと 振り込まれないのでほぼ現金化は諦めている)、利用したい方はどうぞ(^^
■宿の利用イメージ写真の撮影
京都在住の台湾人の友人とその旦那さん(カメラマン)にお願いして
宿内の利用イメージ写真を撮ってもらいました。
Twitterにアップしましたが、普段ゼロ~5くらいしか いいね がつかないのに75も反響がありました。美人は正義(^^;
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というわけで、
コロナ禍で全然予約が入りませんが、
ひつじ庵はあともうちっとだけ続くぞ…
■あわせて読む。
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住所: 京都市中京区姉小路通小川東入宮木町472-1
オープン: 8:00-11:00,16:00-21:00