■はじめに
2020年10月19日から二泊三日で兵庫県と鳥取を旅行してきました。
旅の趣旨というかタイトルは…
コロナ時に売上も気持ちも落ち込んでるときに当宿オリジナルのノーゲスBOY Tシャツを買ってくれてありがとうのお礼と研修旅行、略して「コロ旅」と銘打っての旅です。
コロナ禍で偶然生まれたノーゲスBOY Tシャツを買ってくれた兵庫県竹野の「ひととまる」さんと、鳥取県の大山(だいせん)の「大山バックパッカーズ」さん、その二軒のお宿に泊まりに行きました。
本当は他に数件の宿オーナーさんがTシャツ買ってくれたのですが、ゲストがゼロの日が四日間しかなかったのと、三日間のJRの秋の乗り放題切符を利用したかったので、今回はそちらに伺うことに。
結果からいうと、今回の旅も大満足の旅となりました。
【一日目】
京都→豊岡→城崎温泉→竹野(宿泊)
【二日目】
竹野→浜坂→岩美→鳥取砂丘→大山(宿泊)
【三日目】
大山→米子→京都
では以下、三回に分けて旅日記を公開します。
■いざ出発。JR秋の乗り放題パスで山陰へ
7:15 ひつじ庵を出発。歩いてJR二条駅に向かう。
7:33 JR「二条」駅到着。
今回はJRの「秋の乗り放題パス」という連続する三日間 JRの在来線が乗り放題の切符を利用する。みどりの窓口で買うつもりだったが誰もいない。券売機で探すと見つけたので購入(7,850円)。
一日当たり2,616円となる。竹野までストレートに行って3,080円なので もうこの時点でお得だ。
7:40 JR「二条」駅発。
座れるかと思ったら結構乗客が多い。
8:13 「園部」駅でガツッと乗客が降りた、ようやく座れた。
道中、車窓を楽しむが、胡麻(ごま)とか和知(わち)とか石原(いさ)とか変わった駅名が多いな。
9:48 「福知山」着。
乗り換えに24分あるので一旦改札出る。トイレ。
駅舎にある開店したばかりのミスドでドーナツ2個買う。
ミスドは国内旅行で結構お世話になる。
10:12 「福知山」発。
毎度のことながら先の予定はがっつり調べていない。スマホは便利だ。
切符が乗り降り自由だから竹野にストレートに行かないでいくつか途中下車したい。宮津のゲストハウスのオーナーが一度 当宿ひつじ庵に泊まりに来てくれたので挨拶に行こうかとも思ったが連絡していないし、時間的にも厳しそうなので諦め。竹野の前の豊岡で降りて、昼食をとろうと決める。
11:22 「豊岡」駅着。
駅を降りた先にニトリがある。ニトリがあるとなんか都会感があって安心する(^^;
二つよさそうなご飯屋さんをネットで見つけたが今日(この時間)は休み。
「ひととまる」の石丸さんに、ツイッターのメッセージでお勧めのご飯屋を聞くと、すぐに返事をくれ「ゲストハウスact」さんに顔を出して、そこの人に聞くとよいとアドバイス。
失礼ながら「act」さんは知らなかったが、ネットで調べた際に「ふれあい公設市場」の空間に惹かれたので行くつもりではあったのでちょうどいい。
■豊岡の町のゲストハウス
11:45 「ふれあい公設市場」到着。両側 和風の商店に挟まれた通路の上に屋根がかかっている、半分ガラス屋根なので明るい。なかなか面白い空間。
すごくオシャレそうな「KAMINO COFFEE」さんはこの日は休み。店の人はいて、一瞬 目が合い、「休みでごめんなさいねぇ」と、スタッフも感じが良さそうで休みなのが惜しい。
actさん、入口が小さな看板。チャイムを鳴らすと、隣の(こちらも昼は営業しておらず残念だった)「もりめ食堂」さんの入口から女性が出てきた。既に「ひととまる」の石丸さんから連絡が入っていたようで、すぐに自分のことを認識してくれていた。
女性は森さん、ゲストハウスと同時にこの食堂も運営しているそう。
もう一人 男性、岡田さん、共同経営?のようだ。
岡田さんは、私のツイッターを以前から見てくれていて知っていてくれた様子。
二人とも京都に住んでいたことがあり、京都の共通の知人などの話、ここ豊岡のゲストハウス事情、コロナ情勢や観光客情報などなど、思いもかけず盛り上がり長話に。
最初は、近隣の感じのいいローカルな食堂を教えてもらってメモしたのだが、岡田さんがこれから城崎温泉で仕事があるらしく、それが面白そうなので同行することに。
その前に、館内を案内してもらう。狭いながらも誠実な改装、ドミの構造や水回りも面白い。スイッチのサインとか参考になった。
13:10 ここで森さんとお別れして、岡田さんと外に出て少し離れた駐車場へ、そこまで歩きながらとか、この後の車中で豊岡の町の解説を聞く。
自分は生まれは名古屋近郊、横浜で生活したことも、で、10年京都に住んでいる、自分の生活圏が太平洋側なので、日本海側というのはかなり未知な領域なのだ、そのあたり…色々話を聞けて良かった。
13:30頃? 城崎温泉駅のそばの駐車場に到着。
■城崎温泉を案内してもらう
そこから少し歩いて、岡田さんの用事の見学(?)をさせてもらう。このあたり話が長くなるので割愛(^^; なかなかいい経験になった。
その後、城崎温泉の温泉街をぐるーっと、岡田んさんが解説してくれながら歩く。
京都にゆかりのあるお店がオシャレな珈琲店を出していた。
ここ城崎温泉、ひつじ庵をオープンする前だから8年前だったかなぁ…一人旅で来たことがある。一泊して、そこで温泉券をもらいその日の夕方から夜にかけてと翌朝、七つの外湯を巡った。その時の思い出が蘇る。
外観はなんとなく頭の片隅に残っているもんだ、そうそう、この「すけ六」さんで蟹のちらし寿司?を食べた。
泊った宿も見つけた。そうそう隣の駐車場の位置関係も覚えている、ここここ。
「一の湯」も入ったなぁ。もうね七つも入ると最後の方「義務」みたいになって、浴槽のお湯に一瞬つかるだけで「はい、入った!出よう!」ってなってました(^^;
でも、なかなか楽しい町ですよ。
川のほとり、木屋町通というそうな、京都と同じ。
射的場?パチンコ?なかなか古風な店がまだ残っていた。
駅前の近く、二階の店でカニ料理食べたなぁ。
お腹が空いたが今日の夕食は「ひととまる」さんで頼んでいるので、いまこの時間食べると中途半端になる…なので途中見つけた但馬牛肉まんを一つだけ買って食べることに。
城崎温泉の駅まで来て、列車の時間を調べると40分くらい先だった…
山陰の時刻表を舐めていた…。
岡田さんはそのことを知ってはいたのか、すぐさま竹野まで車で送って行ってくれると申し出てくれた。なんとなんと有難い。
15:20 城崎駅の駐車場を出発。
■兵庫県竹野のお宿「ひととまる」さん
15:50 竹野のお宿「ひととまる」さんに到着。
ここのオーナー石丸さんとは、ツイッターでのやり取りと、お互いコロナで休館中の5月に一度だけzoomで お話したことがあるのだが、リアルでは初めて。とはいえ、初めての感じがしない。
岡田さんと石丸さんとは地域おこし協力隊のつながりで知った仲。
石丸さんとお話ししたいが、この後、町歩きも少ししたいし、夕日を見る、温泉・夕食などやることがある…。
チェックインを済まし、部屋に案内される。
広めの和室を用意してくれた。
部屋内に洗面があるのは嬉しい。窓から海が見える、ええなぁ。
物入れに 机や照明、いろいろな硬さの枕が用意されている、気が利いてます。
今日はもう一人ゲストさんが来るそうだ。
一階に降りて、この後の予定を相談、黒板を使い的確にアドバイスをくれた。
(ちなみに自分は竹野のこと まったく調べていない…)
この時間、近くの市場で夕セリ(夕方に行われる セリ)があるらしく、まず それを見て、それから醤油屋さんに行って、その後 夕日を見て、それから温泉に行くとよいと。
地図もアドバイスも分かりやすく、この後 そのとおり進めて、本当に上手くいったのだ。流石である。
岡田さんと一緒に「ひととまる」さんを出て、市場へ。
小さな市場だ。
ちょうどセリが始まったところのようだった。
ずらっと並んだタルイカ(イカの名前は この夜 魚に詳しい友人に聞いた)の周りに人が集まり、透明なマスクした男性の独特な言葉のやりとりでどんどん値段が決まっていく。
観光客なのか数人の若者がマイク?の機材を向けていた、なにかの素材を撮っている?
しばらくセリを堪能した後、歩いて「はなふさ商店」さんへ。
ここは醤油屋さん、店主の人が感じが良い。こういう醤油は荷物になるので買うのをためらうのだが、ものすごく小さなボトルの「たびたび」という刺身醤油があったので購入。結構 最近 この小さなボトルの商品を作ったそう、なかなかのアイデアだと思う。
一旦、「ひととまる」さんに顔を出した後、岡田さんとはお別れ。
豊岡でゲストハウス話、城崎温泉での案内と、全く こんなことになるとは思ってませんでしたが楽しかった。
一人になり、海岸へ。この時期は夕日は海に落ちないとあらかじめ聞いていたので、どこかいい写真スポットがないか探す。砂浜がある方とは別の漁船が並ぶ側、なかなかええ感じ。
釣りをしている男性が二人、おっちゃんの方のクーラーボックスをのぞき込むと
「おっ、ええカメラぶら下げてるな、テレビの人?」な 気軽に話してきてくれたので、そこから意外に会話が弾む。孫がいるとか いろいろ(^^;
動画を撮ってたら、「俺をYouTubeにあげてくれ」って、ほほー、いいのか?
時間帯もばっちり、黄昏時の空、青とオレンジのコントラスト、
無骨な作業船、なかなか絵になる写真が撮れて満足満足。
岩場の方にも何人か釣り人が。
暗くなるまで、夕焼けを堪能。
自分とは違う町でも毎日こうして日が沈む、非日常の場所に立ち日常を味わう。
17:30 そこから温泉「北前館」へ。「ひととまる」さんでは夕食朝食と共に温泉券もつけたセットプランを申し込んでいた。チェックイン時にもらった入浴券で入場。
地元の人らしき人が(男湯に)、三人ほどいたが、自分が入っている間に一人独占となった。露天風呂からは、暗いが海を臨める。旅先での温泉は最高ですね。温まった。
京都の自分の宿は銭湯が少し遠いのが悲しい(最も近くても徒歩12分)、温泉が近くにあるってとっても羨ましい。これだけでも宿の満足度は上がる。
18:25 「ひととまる」さんに戻ってきた。夕食の用意をお願いする。
一度 部屋に戻り、すぐに一階の共用ルームへ。二つあるテーブル席のもう一つには 年配の女性が既に食べていた、軽く挨拶。
夕食をつけるかは選択式だが、絶っっっつ対に頼んだ方がいい(当日予約だと対応できないそうなので予約はお早めに)。
御飯味噌汁お漬物の他に…
どーーーんとタイのお造り。1800円ですが、ほとんど利益がないらしい。それもそのはず、魚に詳しい友人にこのタイの写真を送ったら結構 いいお値段する種類の魚らしい(写真送ったら一発で種類を当てた)。1800円と言ったら驚いてた。
さらにサザエも。大満足です!
※この記事読んでる人、当然 旬のものですので、時期やタイミングで魚などのネタは変わりますのでその点 ご了承を。
その後、カウンターにいた 地元の常連客の男性も、もう一人の宿泊ゲストさんもいなくなったあと、オーナーの石丸さんと、がっつり会話。
22:20ころまで話したかな、話は尽きないが、消灯の22時を過ぎたので自制。
良い旅の一日でした。
■あわせて読む。
→熊野三山・伊勢神宮コロナウィルス流行鎮静祈願と宿応援の三泊四日の旅(前編)
→【旅行記】北九州(博多・伊万里・唐津・大宰府)三泊四日の旅
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住所: 京都市中京区姉小路通小川東入宮木町472-1
オープン: 8:00-11:00,16:00-21:00