■2022年3月7日東山花灯路へ
今年2022年で最後となる東山花灯路に行ってきましたよ。
東山花灯路とは、清水寺から八坂神社、そして高台寺一帯で行われるライトアップイベント。石畳の道のわきに灯篭が置かれたり、それぞれの寺社でライトアップを伴う夜間拝観ができるイベントでした。毎年3月初旬から10日間程度、2003年(平成15年)に始まったイベントです。少し遅れて2005年(平成17年)の12月には嵯峨・嵐山でも同様のライトアップイベントが開始されました。
3月初旬や12月半ばという比較的閑散期に行い、観光需要の喚起が目的だったと思います。とはいえ、当宿ひつじ庵は8年以上運営してますが、この花灯路を目的として観光に来られた方はごくわずかでしたね。
京都の財政難が主な理由だと思いますが、今年で最後となりました。
私は京都に来て10年以上なりますが、毎年行ってはいるんですが、まぁゲストゼロですし(^^; 最後ですし…で やっぱり行ってきましたよ。
まずは八坂神社近くの駐輪場に自転車を置き、八坂神社さんにお参り。
そこと突き抜けて、円山公園に向かいました。
そこに数体 粟田神社の「大燈呂」がありました。
これは10月にも催行される粟田神社のお祭り「夜渡り神事」に披露されるものだと思います。このお祭りは毎年 忘れていたり、宿運営上行けなかったりでいままで直接みたことないお祭りですので、ここで見れるのはありがたいですね。
おそらく神話をモチーフにしていると思われます。
円山公園も東山花灯路の会場。各所がライトアップされてます。
当然のように三脚はもってきてないので、手持ちで頑張ります…。
ちょっと暗めにとって可能な限りシャッタースピードをかせいで手振れを防止して、帰ってからPCのLightroomというソフトで明るくします。
鴨川とかのこの円山公園でよく見かける白鷺(?)さん、なんとか撮影してますが、
ピントが合ってないかブレてますので絶対に拡大してみないように。
竹をつかった恒例のライトアップ。
火の用心の子供のグループ。
焼肉焼いても家焼くな♪と 歌ったり歌わなかったり。
奇才伊東忠太さんデザインの祇園閣も夜空に浮かび上がる。存在感ありますね。
ウクライナカラーの光の柱。
平和への願いですね。
高台寺の東側にある石塀小路。ここの小道の中では数年前から写真撮影禁止になってますね。無人の写真を撮ろうと入口で何人か待機してます。
「この人が行ったら無人になる…」というタイミングで次が来るのは あるあるです。
ど真ん中で ずっと粘っていた女性がいて、かなり無理な体勢で撮ったのがコレ。
二寧坂、いつもの定番構図ですね。
そこそこの人でにぎわってますが、コロナ前は、もうちょい賑わってたんですがね。
毎年恒例?となってますが、二寧坂を上った先にある奥丹さん、おそらくこういうライトアップの時だけ販売される 豆腐まんじゅう。これ好きなんです。
で、すこし清水寺方面に進むと三年坂(産寧坂)。
ここも定番の写真スポットですね。
清水寺の子安塔の安産信仰から産寧坂とも表記したりしますが、もともと埋葬地の鳥辺野へ通じる道であるためにここの石段で転ぶと三年で死ぬという俗信もあるそうな。ここkのお土産物屋さんで瓢箪が売っているのは厄除けの為だそう。
たどり着いた清水寺に待っていたのは巨大こけしの花子。
現代アートユニット「Yotta」の作品で、2011年から各地のアートイベントなどにお出かけしているものだそう、今回は「ARTISTS’FAIR KYOTO 2022」の一環で清水寺に登場。
本来は小さいサイズなのにそのまま巨大化するだけで非現実的な空間になるのは、ラバーダックとかと 同様の手法ですねぇ。
こちらかカッコいい狛犬?
ちゃんと阿吽になってますね。
撮り甲斐があります。
定番の構図でも。
後ろの強烈な光線は天竺の方向に向かっているのです。
この手前の定番の位置でカメラマンが必死になっていますが、無人になるのまで待ってるつもりもないので、ここでパシャリ。
最後はこちらから八坂の塔を撮っておしまい。
20年もの歴史のある東山花灯路の最後を見納めてきました。
京都は財政難だそうで、誰がそんな状態までしたんでしょうね…。
さて、素敵なライトアップのイベントでしたが今回で最後となりました。
はたして将来復活はあるのか?
その時に ひつじ庵が存在しているのか!?乞うご期待。
ではでは。
■あわせて読む。
************
住所: 京都市中京区姉小路通小川東入宮木町472-1
オープン: 8:00-11:00,16:00-21:00